解散したグループ・TOKIOの国分太一（51）が26日、都内で記者会見し、一連の問題発覚後、初めて公の場に姿を見せた。会見を受けて日本テレビがコメントを発表した。

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　国分は6月20日、日本テレビ系『ザ！鉄腕！DASH!!』（日曜午後7時）を降板。記者会見した同局福田博之社長は「過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あった」と述べた一方で、「プライバシー保護の観点から内容については説明できない」とした。　この発表を受け、国分は無期限活動休止を表明し、その後TOKIOは解散。株式会社TOKIOは廃業となった。だが、「国分が何をしたか」の説明はどこからもされなかった。

　10月23日、国分は「コンプライアンス上の問題行為」を理由に自身を『ザ！鉄腕！DASH!!』を降板させた日本テレビの対応に瑕疵（かし）があったとし、日本弁護士連合会（日弁連）に人権救済を申し立てている。

　今回の会見で、国分は騒動を謝罪。番組降板を伝えられ「動揺した」と話したほか、TOKIO解散についても言及。「日本テレビさんと答え合わせをしたい」とも語った。

　日本テレビは「国分太一氏記者会見に関する日本テレビのコメント」と文書を発表。

「本件につきましては、従来から申し上げているとおり、『コンプライアンス違反行為があった』ということ以上に公にできることはございません。会見で国分太一氏は『答え合わせがしたい』とおっしゃっていましたが、ヒアリングで国分氏自らお話しされた内容だけでもコンプライアンス違反に該当し、『青少年に見てもらいたい番組』に選定されている『ザ!鉄腕!DASH!!』を降板していただくことを即断せざるをえないものでした」とコメントした。

　さらに「私共は一貫して関係者の保護を第一に対応しており、何よりも関係者が自分の身元を特定され、“二次加害”がもたらされることに強い恐怖を感じております。その観点から『答え合わせ』は難しいと考えております。報道各社におかれましてもこうした事情を深く理解し、報道していただきますようお願い申し上げます」とし「従来から申し上げているとおり、私共は国分氏との面会等について門戸を閉ざしているわけではありません。国分氏の代理人が私共とのやりとり等について、一方的な情報を流布するなど、 代理人の言動に不信感を感じざるをえない状況下では難しいと感じておりますが、弊社社長福田としましても、『時期がきたら国分氏の話を伺いたいし、自分の気持ちをお話しできればと思っている』と申しております」と対応について説明している。