松田龍平、テレ朝ドラマ初主演 企画から参加の“探偵ドラマ”で沖田修一監督と3度目タッグ

俳優の松田龍平が、2026年1月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『探偵さん、リュック開いてますよ』(金曜午後11時15分)で主演を務めることが25日、発表された。松田にとって同局のドラマ初主演となる。

『探偵さん、リュック開いてますよ』で主演を務める松田龍平【写真:(C)テレビ朝日】
『探偵さん、リュック開いてますよ』で主演を務める松田龍平【写真:(C)テレビ朝日】

「ミステリーだったら探偵ものがいいかな」松田の発案から企画が始動

 俳優の松田龍平が、2026年1月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『探偵さん、リュック開いてますよ』(金曜午後11時15分)で主演を務めることが25日、発表された。松田にとって同局のドラマ初主演となる。

 本作は、田舎の温泉街を舞台に、探偵兼発明家に舞い込む奇妙な依頼を解決していく「ゆるふわヒューマンミステリー」。松田は主演だけでなく企画段階から参加し、「ミステリーだったら探偵ものがいいかな」という発案から企画が始動。映画『モヒカン故郷に帰る』(16年)、『0.5の男』(23年)に続き3度目のタッグとなる脚本・監督の沖田修一氏が合流した。

 松田が演じるのは、失踪した父の後を継いで探偵稼業を営みながら、発明に力を注ぐ一ノ瀬洋輔。西ヶ谷温泉にある廃業した実家の温泉宿を探偵事務所兼住居として使用している。洋輔はかつてアメリカで「負の感情をエネルギーに変える研究」に成功したが、悪口を浴びすぎたせいで嫌になり帰国したというバックボーンを持つ。

 ドラマは、不思議な乗り物が行きかう西ヶ谷温泉を舞台に、個性あふれる依頼人たちからの奇妙な依頼を、洋輔が予測不能な奇天烈な方法で解決していく物語。松田と沖田の間でアイデア交換が行われ、遊び心あふれる世界観が作られた。

 出演者、スタッフのコメントは下記の通り。

○松田龍平
「今回、企画から参加させて頂けるということで、『ミステリー』と言う事は聞いていたので、それなら“探偵もの”がいいかなと思い、自分なりの探偵像をイメージしてみました。沖田監督が参加してくれることで実現することができて嬉しいです。『意気込まない』ということから始めたのですが、撮影が始まってみると、だからこそ丁寧にやらなければならないという意気込みがそこにありました。探偵であり発明家の洋輔ですが、彼のバックボーンやキャラクターは、彼の周りを取り囲む西ヶ谷温泉の住人たちとの会話から、だんだんと見えてくるのが面白いと思いました。楽しく演じさせてもらっています。(この作品は)心温まるヒューマンミステリーと言ったら良いのかな。ほとんどのミステリーは発明したアイテムで解決したり、諦めたりするので、西ヶ谷温泉の人々の生活をのぞき見しながら温泉に入るつもりで楽しんでもらえたら嬉しいです」

○沖田修一(監督・脚本)
「『探偵もの』を以前からやってみたいと思っていました。ゆるい雰囲気のものではなく、本格的なハードボイルドなやつを。そんな時に、松田さんから、こんな探偵はどうかという、アイデアのようなものをもらいました。探偵だが、発明家でもある。と書いてありました。ハードボイルドではないけれど、何か新しくて、ちょっと不思議な『探偵もの』が作れるのではないかとワクワクしました。一から自由に物語を作り、難しいことは一切考えませんでした。やっぱり、ゆるくなりました。でもいいんです。まるで子供が遊ぶように、童心にかえりながら、このドラマに臨んでいます。遊び心を大事にしながら撮影しています」

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