TBS、広末涼子の事務所に謝罪 クイズで「事故を起こした際、165キロを出していたと報じられ」と表現し

俳優・広末涼子(45)の所属事務所が9日、公式サイトを更新し、TBS系で4日深夜に放送された『オールスター後夜祭’25秋』の番組内に「本人および関係者の名誉を著しく毀損する不適切な内容」があったとして、同局に抗議したことを発表した。これを受け、TBSは同番組の公式サイト謝罪声明を掲載した。

TBS【写真:ENCOUNT編集部】
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事務所声明「報道・放送に携わる者として極めて不適切」

 俳優・広末涼子(45)の所属事務所が9日、公式サイトを更新し、TBS系で4日深夜に放送された『オールスター後夜祭’25秋』の番組内に「本人および関係者の名誉を著しく毀損する不適切な内容」があったとして、同局に抗議したことを発表した。これを受け、TBSは同番組の公式サイト謝罪声明を掲載した。

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 同番組は、TBS系特番『オールスター感謝祭’25秋』の後番組として深夜0時58分から放送された。多くのお笑いタレントが出る番組で、「時速165キロを出したことがないのは?」とのクイズに対し、「(1)大谷翔平」「(2)佐々木朗希」「(3)伊良部秀輝」「(4)広末涼子」の4つの選択肢が与えられ、スタジオがザワついた。

 正解は(3)だったが、司会のお笑いタレントが「広末さんは(時速165キロを)出したことがありますか?」と話題を振ると、進行の女性タレントも「そうなんですよ。広末さんはですね、事故を起こした際、グランドジープグランドチェロキーで時速165キロを出していたと報じられています」と説明していた。

 この放送内容について、広末の所属事務所は「発言のもととなる情報は公的機関からの発表によるものではなく、また、当該事故については現在も警察による捜査が継続中です」と指摘。「そのような状況下で、本人が関わる事件を笑いの題材として扱うことは、報道・放送に携わる者として極めて不適切であり、本人および関係者の名誉を著しく毀損する行為と考えております」と主張した。

 そして、TBSに対して6日付で正式に抗議し、名誉回復措置を求める内容証明を送付したことも明らかにした。

 これを受け、TBSは同番組の公式サイトを更新。「今月4日放送の『オールスター後夜祭』において、俳優・広末涼子さんに関する現在捜査中の交通事故をバラエティ番組のクイズの題材として扱ったことは不適切でした」とし、「この度の放送内容について、広末涼子さんならびに関係者の皆様方にご迷惑をお掛けしましたことをお詫びいたします」と謝罪した。

 広末は、4月に静岡県内の新東名高速道路で、運転する乗用車が大型トレーラーに追突する事故を起こした。その後、追突前に制限速度120キロを上回る時速165キロ以上で走行していたことなどが、報道されていた。

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