【べらぼう】くっきー!が初大河で葛飾北斎役「完全に憑依させ心身ともにブリバリ状態で」
NHKが、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)の新たな出演者を発表し、お笑いタレントのくっきー!が天才絵師・勝川春朗(のちの葛飾北斎)役で出演するとした。他に井上芳雄が重田貞一(のちの十返舎一九)を、津田健次郎が滝沢瑣吉(のちの曲亭馬琴)を演じるという。

井上芳雄がのちの十返舎一九、津田健次郎のちの曲亭馬琴
NHKが、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)の新たな出演者を発表し、お笑いタレントのくっきー!が天才絵師・勝川春朗(のちの葛飾北斎)役で出演するとした。他に井上芳雄が重田貞一(のちの十返舎一九)を、津田健次郎が滝沢瑣吉(のちの曲亭馬琴)を演じるという。
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くっきー!は大河ドラマ初出演。「光栄中の鬼光栄でございます。由緒ど真ん中っしゃん。出れるだけで誉にもかかわらず若かりし頃の葛飾北斎とな。春朗を完全に憑依させ心身ともにブリバリ状態で取っ掛らせていただきます。うれしいと言うよ…うれしい」と出演の喜びを表現した。
演じる勝川春朗(かつかわしゅんろう)は幼くして絵に親しみ、勝川派の門下に入って浮世絵を学ぶ。師・勝川春章(前野朋哉)に連れられて、主人公・蔦重(横浜流星)の耕書堂を訪れる。史実では、蔦重亡き後も画号を幾度も改めながら、独自の表現を追い求め続けた。絵の描き方を教える入門書なども手掛け、従来の浮世絵の枠を超えて人々から高く評価された。
一方、井上が演じる重田貞一は弥次さん喜多さんの珍道中『東海道中膝栗毛』の生みの親。井上は「2回目の大河ドラマで、十返舎一九を演じさせていただきます。とても光栄です。一九は名前や作品こそ有名ですが、どんな人物だったかというのはあまり知られていないので、私自身とても興味があります。また、彼は日本初の職業作家だったという話もあるそうで、その才気とエネルギーをしっかりお伝えしたいです。この『べらぼう』には、普段一緒にミュージカルをやっている仲間もたくさん出演していて、NHKさんにはもう感謝しかありません。慣れない和物の世界ではありますが、自分自身も楽しんで演じられますように」とコメントした。
津田は大河ドラマ初出演。演じる滝沢瑣吉(さきち)は江戸の大ベストセラー『南総里見八犬伝』を書いた異才の戯作者。津田は「大河ドラマに初めて出演させていただく事になり、とても光栄です。瑣吉という個性の強い役を演じさせていただく事に、江戸の偉人達と交わって物語を紡いでいく事にワクワクしております。まずは瑣吉を、掘り下げ、広げ、魅力的な人物に立ち上げられるように頭と体を回転させていこうと思います。王道を大切にしながら、脇にも逸れ、行ったり来たり七転八倒しながら『べらぼう』の世界を楽しみたいと思います。どうぞよろしくお願い致します」と意気込みを示した。
