山田裕貴、堤真一は「僕より絶対おしゃべり」 10年前には自宅に「すごくフラットに話してくれた」
俳優の山田裕貴が23日、都内で開催された映画『木の上の軍隊』(7月25日公開、平一紘監督)の完成披露上映会に、堤真一とともに登壇。初共演となった堤の印象を語った。

堤真一の気遣いに笑顔「きょうってコンビニのタイミングだよな?」
俳優の山田裕貴が23日、都内で開催された映画『木の上の軍隊』(7月25日公開、平一紘監督)の完成披露上映会に、堤真一とともに登壇。初共演となった堤の印象を語った。
同作は、作家・井上ひさしが原案を遺した同名舞台をもとに映画化。1945年、沖縄県伊江島の戦地にて、終戦を知らずに2年間ガジュマルの木の上で生き抜いた2人の日本兵の実話に基づいた物語で、全編沖縄ロケ、伊江島では実際に生い茂るガジュマルの木の上で撮影を敢行した。堤は宮崎出身の厳格な少尉・山下一雄、山田は沖縄出身の新兵・安慶名セイジュンを演じた。
同作は13日に沖縄で先行公開され、初週金土日3日間の観客動員沖縄No.1を記録。東京で上映会が開催され、山田は「めちゃくちゃうれしいです」と喜び、「見てもらえることが1番なので。沖縄で公開されたら、監督から『裕貴さんすごいです。並んでいる行列、全部『リロ&スティッチ』かと思ったんですが、全部『木の上の軍隊』でびっくりです』って(笑)。もちろん『リロ&スティッチ』もすばらしいですが、エンタメを楽しみながら、戦争ってところを大事に思って、子どもたち含めて見に行こうと思ってくれることが、本当にうれしいなって思います」と笑顔を見せた。
2人は今回が初共演。お互いに印象を話す場面もあり、堤は「うそのない人だし、まっすぐだし、スタッフからも愛されて、僕もずっと隣の部屋だった。彼は減量のために干し芋ばっかり食っていたんですが、撮休のときは一緒にご飯を食べたり」と振り返った。山田は「共演はなかったですが、10年くらい前に、お家にお邪魔させてもらったんです。『第一線で活躍している堤さんの家に行くなんて!』って緊張しながら行ったんですが、すごくフラットで普通に話してくれました」と明かし、「撮影現場でも変わらず『この映画のときはこうで』、すごいと思っている表現者の方の話などしてくれて。僕より絶対おしゃべりで、僕のほうが『そうなんだ』と聞いている。あと、撮影終わりに『きょうってコンビニのタイミングだよな?』って聞いてきてくれるのがうれしかったですね」と話した。
コンビニの話について、堤は「『寄りたくない、早く帰りたい』と思っているのにコンビニに寄るの悪いなって思って。どうしてもお酒を買いたかった(笑)」と打ち明け、続く山田は「役衣装のまま、コンビニに現れる。撮影していることは分かってくれていますが『日本兵が現れた!』って。ゲートル巻いて」と言い、観客を笑わせていた。
上映会には、平監督も出席した。
