軽バン車を“ガチ走り屋仕様”に 車中泊の用意完璧、テレワーク小屋までも…米国人観光客も驚嘆

個性を発揮して、人生をより楽しくーー。オーナーたちの人生観があふれた。東京・江東区の「A PIT オートバックス東雲」で15日、「軽VAN」をテーマに、定例の早朝カーミーティングが行われた。

個性派の軽バンが印象的だった【写真:ENCOUNT編集部】
個性派の軽バンが印象的だった【写真:ENCOUNT編集部】

スズキ・エブリイやダイハツ・ハイゼットが参加

 個性を発揮して、人生をより楽しくーー。オーナーたちの人生観があふれた。東京・江東区の「A PIT オートバックス東雲」で15日、「軽VAN」をテーマに、定例の早朝カーミーティングが行われた。

“お宝クラス”の68年製外車が走行中に大炎上…大物ロック歌手と愛車の軌跡(JAF Mate Onlineへ)

 クルマ好き同士がコミュニケーションを図る機会を設けようと、毎月第3日曜に行われている定番イベント。会場に、黒のスズキ・エブリイがやって来たのだが、“ちょっと違う”オーラを出している。

「JOINターボで、ミッションの最終型です。ガチ走り屋仕様にいじっているんですよ」と男性オーナー。なんと、走りを大幅に強化したというのだ。4年前に新車で購入し、勢いのまま、改造を施したという。毎週、峠に行くなど、週末は300~400キロ走破。カーライフを謳歌(おうか)しているとのことだ。

 25歳の男性会社員が乗ってきたのは、ちょっと古めかしい、ダイハツ・ハイゼット。1990年式で、自分の年齢より“年上”の1台。後部座席のシートはフラットにできるため、寝袋やマットを積み、“下駄箱”のスペースも確保。ポータブル充電器も搭載しており、車中泊はばっちりだ。

「車中泊をガンガンやって、ドライブを楽しんでいます。純正でクーラーが付いているのが決め手の1つになりました。ほぼオリジナルのままで、外装リア部分のサビは、せっかくなのであえて残しています。実はハイゼットの軽トラも持っているのですが、既定の寸法の範囲内で、ログハウス風の小屋のようなスペースを取り付けました。部屋の中でテレワークをする時もありますよ」。自分で自由に愛車をカスタム。「もともと簡素なので、こうして自分が好きなようにできる。それが軽バンの魅力ですね」と、晴れやかな表情を浮かべた。

 会場では、ゴードンミラーS-01のデモカーを展示。もともとダイハツ・ハイゼットカーゴがベース車両で、丸目のライト、オリジナルカラーが印象的。オプションでルーフを取り付け、タープテントも搭載。アウトドアにもってこいで、キャンプ感満点の雰囲気を漂わせていた。

 積載量が多く、趣味人にもマッチする軽バンの魅力。米国出身の男性観光客が訪れ、興味津々にデモカーを眺めていた。普段はシボレーの大型車に乗っているという男性は、「日本車は興味深いし、このような小さなバンは独特だね。(アメ車とは)全然違うよ! こうして見学できてよかった」と目を丸くしていた。

次のページへ (2/2) 【写真】日本ならではの“軽”の優れもの愛車、実際の様子
1 2
あなたの“気になる”を教えてください