小栗旬、主演務めた『フロントライン』は“勇気をもらえる映画”「明日に繋がっていったら嬉しい」

俳優の小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介が13日、都内で行われた映画『フロントライン』の初日舞台あいさつに登壇。公開を迎えた心境を語り、演じた役のモデルとなった人物から届いた手紙が披露された。

初日舞台あいさつに登壇した小栗旬【写真:ENCOUNT編集部】
初日舞台あいさつに登壇した小栗旬【写真:ENCOUNT編集部】

新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船が舞台

 俳優の小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介が13日、都内で行われた映画『フロントライン』の初日舞台あいさつに登壇。公開を迎えた心境を語り、演じた役のモデルとなった人物から届いた手紙が披露された。

 物語の舞台は、2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56か国の3711人。未知のウイルスに直面する最前線に駆けつけた災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」を統括する結城英晴(小栗)、厚労省の立松信貴(松坂)、医師・仙道行義(窪塚)、DMAT隊員・真田春人(池松)らの奮闘を描く。

 主演を務めた小栗は、「とうとう公開できた。この日を迎えられてうれしく思っています」と笑顔。「『医療ものか』『あの日のコロナか』と敬遠されている方もいるかもしれませんが、勇気をもらえる映画になっていると思っています。明日からの生活がまた違う色になって過ごしていけるような映画体験ができる作品だと思う。この作品がみなさんの勇気となって、明日につながっていったらうれしいです」と思いを述べた。

 窪塚も公開を待ちわびていたそうで、「本当に世界を変える力のある映画だと思います。1人でも多くの方が見ていただけるように力を貸していただけたら幸いです」とメッセージを送った。

 本作の登場人物には、実在するモデルがおり、モデルとなった人物たちからキャストに送られた手紙を司会が代読。立松のモデルになった厚生労働省医政局・保健医療技術調整官(当時)の堀岡伸彦氏と救急・周産期医療等対策室長(当時)の永田翔氏からの思いを受け取った松坂は、「2人の粘り強さがあったから、いろんな物事がスムーズに進んで、目の前にある命を救うことができた思うと、この役をやれてよかったと改めて感じます」と感謝した。

 真田のモデルである浜松医科大医学部附属病院・救急部助教の高橋善明医師からのメッセージを受け、池松は「先生方の魂や心に感動しますし、こうした人たちの取り組みのおかげで今ある命があるということに震えるほど感動しています。この映画を今も医療従事されている方々に捧げたいと思いました」と伝えた。

 イベントには、森七菜、桜井ユキ、メガホンをとった関根光才監督、増本淳プロデューサーも登壇した。

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