テレ朝、新刑事ドラマ『大追跡』放送へ 大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒がトリプル主演【コメント全文】

俳優の大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒が、7月9日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』(水曜午後9時/初回拡大スペシャル)でトリプル主演を務めることが2日、発表された。

『大追跡』で主演を務める大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒(左から)【写真:(C)テレビ朝日・東映】
『大追跡』で主演を務める大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒(左から)【写真:(C)テレビ朝日・東映】

テレ朝水曜9時枠で10年ぶりの新作 舞台は「捜査支援分析センター」

 俳優の大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒が、7月9日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』(水曜午後9時/初回拡大スペシャル)でトリプル主演を務めることが2日、発表された。

『相棒』『特捜9』『刑事7人』など数々の人気刑事ドラマが誕生したテレ朝水曜9時枠に、10年ぶりの新作が誕生する。今回は「捜査支援分析センター=SSBC」を舞台に、新しくて王道の刑事ドラマが生まれる。脚本はフジテレビ系連続ドラマ『HERO』(2001年ほか)、テレビ朝日系連続ドラマ『DOCTORS~最強の名医~』(2011年ほか)、NHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)などのヒットドラマを数々生み出した福田靖氏が手がける。

 SSBCは2009年に警視庁に新設された、分析・追跡捜査の専門部隊。初動捜査で犯人の足取りを追うための防犯カメラ映像の収集や分析、スマートフォン、パソコンの解析、犯人像のプロファイリングなどを担う「現代捜査のキーマン」とも言うべき最先端のプロフェッショナル集団。例えば、日本中で大きな注目を集めた広域強盗事件で“指示役”と呼ばれる人物が逮捕された件では、秘匿性の高い通信アプリを解析し、事件の解明と指示役の立件に大きく貢献し、SSBCの名が広く知れ渡った。

 今作では「現代捜査のキーマン」である最先端の部署に初めてスポットライトを当て、SSBCの中に新設された、殺人・強盗・放火などの凶悪犯罪を担当する“捜査一課を専門に支援する別班”の『SSBC強行犯係』と、そこを取り巻く人々の活躍、人間模様を描く。

 主演を務めるのは、大森、相葉、松下の3人。大森が演じるのは『SSBC強行犯係』の機動分析担当・伊垣修二(いがき・しゅうじ)。もともと捜査一課の刑事だったが、3年前に問題を起こしSSBCに異動になったという経歴が。“犯人を自分の手で逮捕する刑事”という仕事に誇りを持っているため、『SSBC強行犯係』での仕事にはやや不満を感じている。そんな折、警察庁から『SSBC強行犯係』に出向してきた“キャリア組”の教育係を任され、そのことが伊垣の立場を大きく動かしていく。

 初共演となる相葉、松下とともに「お芝居のテンポ感やリズムも大事にしつつ、その中でもちゃんと心が伝わるようなドラマにしていけたら」と話す大森。「すでに3、4年やっているような雰囲気なので、この空気のままずっと長くやっていけたらいいな」と長寿シリーズへの期待を寄せた。

『SSBC強行犯係』に出向してくる“キャリア組”の名波凛太郎(ななみ・りんたろう)を演じるのは、相葉。一流大学を卒業し、外資系証券会社に就職した後、警察庁が実施する「国家公務員総合職中途採用試験」に合格し入庁したという経歴を持つ。元警察庁長官で現・内閣官房長官を伯父に持つ名波は、やがて伊垣と名バディになっていく。

 水曜9時枠では先輩の東山紀之や井ノ原快彦も主演を務めており、相葉は「驚きと光栄に思う気持ち」だったと語る。「大森南朋さん、松下奈緒さんをはじめとした素敵な方々とご一緒させていただけるので、1日1日を大事にやっていきたい」と意気込んだ。

 松下が演じるのは、警視庁捜査一課・主任の青柳遥(あおやぎ・はるか)。3年前、伊垣が捜査一課から追い出されたのと入れ替わるようにして、所轄から本庁に異動してきた。刑事としての優秀さとリーダーシップを捜査一課長に認められ、主任に抜てきされた。

 実は伊垣とは元夫婦で、4年前に離婚。13歳になる一人娘の美里は遥のもとで生活している。捜査上、密に関わる『SSBC強行犯係』の伊垣には“上から目線”で支援を要求してきたが、名波がやってきて“伊垣×名波のコンビ”が暴走し始めることで、次第に迷惑を被ることになる。

 遥のキャラクターには共感を覚えるところが多いようで「さっぱりしていて、物事に対してすごく熱く、一生懸命走る人、でもそれって簡単にできることではないと思うので、遥を通して、私もそうありたいなって思います」と心を寄せた。「女性の視聴者の皆さんにもそんな遥を見て、スカッとしていただきたいです」とコメントした。

 以下、出演者コメント全文。

初共演も大森「すでに3、4年やってるような雰囲気」

○大森南朋/伊垣修二
「僕らもずっと見てきた歴史の長い“テレビ朝日の水曜9時”という枠に出させていただくということで、プレッシャーもありましたし、『いいんでしょうか』という気持ちもありましたし、うれしくもありました。今回は“新シリーズ”ということで、相葉雅紀くん、松下奈緒さんとご一緒させてもらいます。長いシリーズになるといいなと思いますので、仲良く、それぞれのキャラクターを出しながら……と思っていましたが、初日からすでに3、4年やっているかのような雰囲気が出ていました(笑)。この空気のまま、ずっと長く行けたらいいなと思っています。

福田靖さんの脚本はそれぞれのキャラクターが立っていますし、物語の展開のスピード感も完成度が高く、最初に読ませてもらったときからワクワクしました。その昔、大河ドラマで一緒にやらせていただいたという信頼感もありますので、そのあたりに関してはよどみない気持ちで、安心と信頼の中で読ませていただきました。

僕が演じる伊垣修二は、世代的には“昭和の第2次ベビーブーム”生まれ。いわゆる団塊ジュニア、というニュアンス。やっと現代に乗り切れてるか、乗り切れていないか、みたいところは自分に共通するところがあるかもしれませんね(笑)。ちょっと昭和感引きずってる……みたいな。友だちにいたら、昔の話で盛り上がれそうな気はします。

相葉くん、松下さんとはドラマでは初めて共演させていただきます。相葉くんはもう、スターですから、そういう輝きを持っていますし、お芝居に関しても個性と素晴らしさを持っていると思います。松下さんもミュージシャンでもいらっしゃるということで、そういう感度というか感性のようなものを感じられる素晴らしい女優さんだという印象です。そんなお2人と、お芝居のテンポ感やリズムも大事にしつつ、その中でもちゃんと心が伝わるようなドラマにしていけたらな、と思っています。新シリーズ、みんなで必ず楽しいもの、面白いものを作っていこうと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください!」

○相葉雅紀/名波凛太郎
「この水曜9時の枠というのは、『相棒』や東山紀之さんの『刑事7人』や井ノ原快彦さんの『特捜9』といった尊敬する先輩方も主演を務められてきたところなので、最初にお話をいただいたときは驚きと光栄に思う気持ちがありました。

今回、大森南朋さん、松下奈緒さんをはじめとした素敵な方々とご一緒させていただけるので、すごく楽しみですし、1日1日の撮影を大事にやっていきたいなと思っています。
福田靖さんの脚本は、事件だけでなく1人1人のキャラクターがしっかりと描かれていたり、重厚感の中にもちょっとコメディータッチな部分があったり、ととても魅力的です。そんな中で、僕が演じる名波凛太郎は……特殊な子というイメージでしょうか(笑)。頭がいい故に何を考えているのか……、いい意味でチームや周りをかき乱す存在になる気がしています。

大森さんも松下さんもドラマでは初めての共演なのですが、お2人ともずっとトップで走り続けていいた方たちなので、今回ご一緒させていただける事がとてもうれしいです。大森さんとは撮影が始まってまだ数日なんですけど、あまり初めてご一緒した感じがしないというか……(笑)。松下さんともそうなのですが、ここからよい作品が生まれそうなチームワークといったような、すごく雰囲気のいい現場です。見てくださる皆さんにも、その雰囲気が伝わるといいな、と思います!展開もとても早く、見ていて楽しくて、そして最後はスッキリする、そんなドラマになっていますので、ぜひご期待ください!」

○松下奈緒/青柳遥
「この“水曜9時”の枠はテレビ朝日さんでずっと歴史ある刑事ドラマをお作りになっているという印象がありますし、私もそれを見て育った世代でもありますので、今回その枠での新シリーズに参加させていただけるという事は、すごくうれしいです。刑事ドラマですけど、ちょっと今までのものとは違うような……。とても楽しみなことがいっぱいあります!

今回、大森南朋さん、相葉雅紀さんとご一緒させていただくのですが、初日から本当にいい雰囲気で(笑)。この現場はすごく良いチームになると思いますし、そのチームワークの良さが作品にも反映されるように、演じていきたいなと思っています。私たち3人だけではなく、捜査一課やSSBCなどいろいろな人物が出てきます。いろんな環境があって……そう言ういろんな人たちの生き様を見られるというのは、私も楽しみです。

福田靖さんの脚本は、登場人物たちのキャラクターが丁寧に描かれていて、その声とかも聞こえてくるような脚本でした。それは演じる上でも必ず味方してくれると思いますし、『あ、福田さんたぶん私のこと知ってくださっているんだろうな』って、そういう部分も垣間見えて、うれしかったです。くすっと笑えるところもあり、温かみを感じるところもあり、ホロッとするところもあり……。うまくいろんな要素が絡み合っている脚本だという印象でした。

私が演じる青柳遥は、『さっぱりしていて、物事に対してすごく熱く、一生懸命走る人』。それって簡単にできることではないと思うので、すごいなって思うところでもありますし、遥を通して、私もそうありたいなって思うところでもあります。人を守りたい、人の命を守りたいという気持ちはみんな共通である中で、遥はその中でもドライなんだけどそこに温かさも感じられる――どこかちゃんと寄り添える気持ちを忘れない人だな、という事が要所要所に出ているキャラクターだと思いました。女性刑事ならではな部分というのも大切にしていきたいと思いますし、女性の視聴者の皆さんにもそんな遥を見て、スカッとしていただきたいですね。

大森さん、相葉さんとはドラマでは初めてご一緒させていただきますが、今のところ遥は2人にずっと怒ってるんですよね(笑)。これが今後どういう風に絡んでいくのか楽しみです。部署も違う、立場も違う3人が、なにか近づいていくきっかけがあるのかな……? お2人ともとても安心感のある方々で、もうすでに役を取り込んでいらっしゃるので、その中に私もストンと入れた感じでした。

刑事ドラマというと、かっこよく走って事件を解決して、というイメージですが、この『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』はそれだけで終わらず、そこにいる人たちの心や事件を終えた後どう思うのか、とかそういったこともすごく細かく描かれています。ハートフルな作品で、1人1人のキャラクターがとても魅力的なので、皆さんにも好きなキャラクターを見つけていただいて、私も遥という役とともにこのドラマで成長できたらと思っています」

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