次期朝ドラ『ばけばけ』クランクイン ヒロイン・高石あかり「こんな朝ドラ見たことない」

俳優の高石あかりがヒロイン・松野トキを演じる2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』が、3月25日にクランクインしていたことが10日に発表された。併せて、トキの少女期を福地美晴が演じることが分かった。

左から岡部たかし、池脇千鶴、高石あかり、小日向文世【写真:(C)NHK】
左から岡部たかし、池脇千鶴、高石あかり、小日向文世【写真:(C)NHK】

ヒロインの少女期を福地美晴が演じる

 俳優の高石あかりがヒロイン・松野トキを演じる2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』が、3月25日にクランクインしていたことが10日に発表された。併せて、トキの少女期を福地美晴が演じることが分かった。

 本作は、松江の没落士族の娘で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツをモデルとして、大胆に再構成するオリジナルストーリー。外国人の夫と共に、怪談を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語をフィクションとして描く。脚本はふじきみつ彦氏が担当する。

 ヒロイン役の高石は、今月2日に京都市内ロケでクランクイン。現在は、岡部たかし(父・司之介役)と池脇千鶴(母・フミ役)、小日向文世(祖父・勘右衛門役)はじめキャストと共に順調に撮影中。今後はスタジオでの撮影に加えて、舞台地の島根・松江などでもロケを行う予定だという。

 撮影開始にあたって、高石は「クランクインいたしました! 本読みの段階から既に『ばけばけ』のおかしな世界観が出来上がっていて、撮影を本当に楽しみにしていました。こんな朝ドラ見たことないと思わず笑ってしまうシーンも多く、和やかな空気感の中、撮影しています。愛と笑いにあふれる現場作りをしてくださった『ばけばけ』チームの皆さんには感謝しかありません。これから一年間、いろいろなハプニングの連続だと思いますが、そんな日々さえも楽しみながら頑張ります!」と意気込みをコメント。

 そして、『ブギウギ』(23年度後期)『虎に翼』(24年度前期)と朝ドラ出演が続いている岡部は「緊張と緩和が行ったり来たりのクランクイン! おかしみが生まれる瞬間です。実際おもろい。撮影現場は関西弁が飛び交い、それもまたおもろく、スタッフの皆さんと共に美晴おトキ、あかりおトキの成長を見守っていくど!って気持ちが高まりました。ふじき氏が書いたセリフの妙を大事に大胆に伝え、演じていきたいです」と脚本を絶賛した。

 そんな岡部と夫婦役となる池脇は「無事クランクインして、緊張しながらフミを生きています。夫役の岡部さん、お義父様役の小日向さん、トキの子供時代を演じる美晴ちゃん。松野家のみんなに支えられながら、笑って楽しく撮影しております」と現場の様子を明かした上で、「ここから先はヒロインの高石あかりちゃんに頼りながら、精一杯笑って生きていきます。どうでしょう。今のところクスクス出来る場面なので、このままあまり深刻にならずに優しい物語であると良いのですが。。。わたしも大して先も知らずワクワクしております。みなさん、温かい目でついてきて応援してください!」と呼びかけた。

 ヒロインの祖父を演じる小日向も「クランクインの日に初回の家族のシーンを撮影しまして、これからこの家族とトキを中心に仲良く過ごしていくんだなと、撮影がとても楽しみになりました。食卓のシーンでは、家族が集まってしじみ汁を飲んでほっとする姿が微笑ましくて、貧しいながらもほんわかした、家族の絆を感じるシーンになっていると思います」と見どころをアピール。続けて、「撮影ではちょんまげをつけているので、朝ドラを撮影しているとは思えません。“ラストサムライ”として武士の精神を守りつつ、おトキをかわいがる勘右衛門を楽しく演じていきたいと思います」と意気込んだ。

※高石あかりの「高」の正式表記ははしごだか

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