堤真一&中村倫也、二人芝居の上演決定 ベテラン俳優&新米俳優役で舞台上で対峙
俳優の堤真一と中村倫也による二人芝居、シス・カンパニー公演『ライフ・イン・ザ・シアター』の上演が8日、決定した。

シス・カンパニー公演『ライフ・イン・ザ・シアター』
俳優の堤真一と中村倫也による二人芝居、シス・カンパニー公演『ライフ・イン・ザ・シアター』の上演が8日、決定した。
2009年上演のシス・カンパニー公演『バンデラスと憂鬱な珈琲』での初共演以来、親交を深めてきた2人がこの度、とある劇団のベテラン俳優と新米俳優という役どころで初めて舞台上で対峙(たいじ)することとなった。
本作『ライフ・イン・ザ・シアター』は、現代演劇を代表するアメリカの劇作家デヴィッド・マメットが1977年にオフ・ブロードウェイで初めて上演した作品。物語の舞台は、まさしく「劇場」。楽屋や舞台袖、廊下や舞台上など、「劇場」内のさまざまな空間で繰り広げられる舞台俳優二人のやりとりの積み重ねを描いた究極のセリフ劇で、初演以来、世界各国でも上演されている人気作だ。
日本では、97年にシアタートラムの柿落とし公演として、佐藤信演出で上演されているが、その初演で、石橋蓮司が演じたベテラン俳優・ロバートに対する若手俳優ジョンを演じたのが当時30代の堤だった。
あれから約30年を経た今回、堤が演じるのは、もちろんベテラン俳優のロバート。そして中村が、キャリアをスタートさせたばかりの若手俳優ジョンにふんし、「劇場」という特別な空間の中で、まるでシーソーのように行き来する二人の男の心理的なパワーバランスが交錯する世界を、ときにユーモラスに、ときに暴力的なほどの激しさで描いていく。
演出は、テレビドラマ・映画などの映像演出のみならず、近年は、舞台演出も手掛けている水田伸生(みずた・のぶお)氏が担当する。公演は2025年9月~10月、東京・愛知・大阪 ・福岡・宮城にて上演予定。
