心臓手術の澤田敦士が退院 恐怖心晴れずも「すがすがしいですよ」

心臓手術を受けたプロレスラーの売名王・澤田敦士が13日、退院を報告した。

我孫子に建立された嘉納治五郎師範の銅像に退院を報告した澤田敦士
我孫子に建立された嘉納治五郎師範の銅像に退院を報告した澤田敦士

「もう一度リングに上がるために」

 心臓手術を受けたプロレスラーの売名王・澤田敦士が13日、退院を報告した。

 3月に心臓発作を起こした澤田は、7月29日、茨城県内の病院で手術を受けた。経過は良好で、6日に退院。「体調はかなりいいです。本当によかったですよ」と、安堵の心境を明かした。

 入院中に体重は5キロ減。寝つきがよくなり、顔がむくむなどの症状も消えた。医師からは1か月の安静を指示されている。「運動したりする怖さがある。前の痛さ、覚えているから」と、恐怖心はすぐには晴れないが、状態は上向きだ。

「とにかく前を向いて手術したわけですから、すがすがしいですよ。心臓が楽なので。これからの自分、新しい自分になるんじゃないかなっていう新鮮さがあります」

 8日には我孫子市議会議員として公務にも復帰。市民の相談や陳情の対応をこなした。

 手術を通じて感じたのは、先輩や仲間のありがたみ。術前には、先輩レスラーの藤波辰爾や永田裕志から激励の言葉も贈られた。

「ありがたかったですね。コロナ禍の中で手術をしてくれた医療従事者の方々もそう。人間は健康が一番ってつくづく思います。プロレス復帰のための手術でもあった。もう一度リングに上がるために、前向きにトレーニングしていきたいですね」

 澤田は体力の回復を図りながら、まずは全快を目指していく。

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