稲垣吾郎、ベートーヴェン演じる主演舞台が100公演達成「ずっと続けていきたい」

俳優の稲垣吾郎が24日、都内で行われた舞台『No.9 -不滅の旋律-』の囲み取材会に出席。クリスマスイブとなったこの日、本作の100公演目が上演され、稲垣が喜びと感謝を語った。

囲み取材会に登場した稲垣吾郎【写真:ENCOUNT編集部】
囲み取材会に登場した稲垣吾郎【写真:ENCOUNT編集部】

舞台『No.9 -不滅の旋律-』の囲み取材会

 俳優の稲垣吾郎が24日、都内で行われた舞台『No.9 -不滅の旋律-』の囲み取材会に出席。クリスマスイブとなったこの日、本作の100公演目が上演され、稲垣が喜びと感謝を語った。

 節目を迎え「うれしいです。感謝の気持ちでいっぱい。計算したら10万人以上のお客さんが見ていることになる。途中コロナで制限もあったけど10万と考えるとすごいですね。ベートーヴェンを大切に演じています」と足を運んだファンに感謝した。

 2015年に初演され好評を博し、18年、20年に再演。そして今年4度目の幕が上がった。ベートーヴェンを演じるのは4回目となるが、「ベートーヴェンスイッチのリモコンがオフになっていても主電源がオフになっていない感じ。常に自分の中にベートーヴェンの火種みたいなのがある。そういう感覚で、今回またよみがえっている」といい、「4回目になると前回、前々回の成功体験をなぞる形はよくない。マンネリ化してきちゃうし、何度か見てくれているお客さんもいらっしゃるので、新しいものを壊して作る感覚でいる」と気持ちを引き締めた。

 報道陣から「稲垣さんの代表作」と声をかけられると、「そう言ってもらえてうれしい。僕にとっても大切な作品」と胸を張る。「この先どのくらい公演を続けたいか?」と聞かれると「やれる限りずっと続けていきたい。もちろんこのメンバーで。それは思いとしてずっとある。やれる自信もありますし。(100公演は)1つの通過点」と宣言した。

 本作は、音楽の進化を数十年早めたといわれるドイツの音楽家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンを主人公に、彼の苦悩の人生と創作の深層に迫る。取材会には剛力彩芽、演出の白井晃氏も登壇。本作は12月31日まで東京国際フォーラムで上演され、その後、久留米シティプラザ、オリックス劇場、アクトシティ浜松も巡る。

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