中山秀征がブチギレ現場に居合わせた大御所MCの実名明かす 収録中に「私は帰る」…結局番組打ち切り

タレントの中山秀征が6日、ABC系バラエティー『これ余談なんですけど…』(水曜午後11時10分)に出演。かつて共演した大物司会者が、番組途中で帰宅してしまう修羅場を2度経験したことを明かした。

中山秀征【写真:ENCOUNT編集部】
中山秀征【写真:ENCOUNT編集部】

中山の対応にかまいたち濱家「スタッフ全員、好きになりますよ、ヒデさんのこと」

 タレントの中山秀征が6日、ABC系バラエティー『これ余談なんですけど…』(水曜午後11時10分)に出演。かつて共演した大物司会者が、番組途中で帰宅してしまう修羅場を2度経験したことを明かした。

“日本一大物と絡んだ名MC”として紹介された中山は、2人の大御所がブチ切れた現場に居合わせた。1人が故・上岡龍太郎さんで、ABC系『大発見!恐怖の法則』での共演時だった。中山は「このときは上岡さんは、番組を降りたんですね」と話した。

「上岡さんと司会をやらさしていただいたんですけど、番組が企画内容変更みたいなのがあって、ちょっと方向転換みたいな時期があったんですよね。その収録が始まりました、お客さんも入ってます、加藤紀子ちゃんもいて。ある程度まで進行していったとき、上岡さんが”私はね、こんな番組をやるためにこの仕事を受けたんじゃないんだ。私は帰る”って立ち上がって、帰ったの」と振り返った。

 MCのかまいたち・山内健司は「ええっ」と驚き、松本明子は「収録中に?」と確認。中山は「収録中に帰ったの。お客さんもいるんです。だから、僕はさすがに戻ってくるだろうと思ってつないだんですよ。でも、最後、全員出て行ったの。スタッフも。“師匠! 師匠! 上岡さ~ん”ってなって。どんどんスタッフがいなくなって、いるのは私とゲストとお客さんだけになったんですよ」と明かした。

 共演陣からほかにも数人はいたはずと“盛りすぎ”を指摘されながら、中山は「そんな空気になって、それでも一応、お客さんがいるんで、僕はつないでたんですよ」と告白。かまいたち・濱家隆一から「それがすごいです、ヒデさん。“1回、止めてください”ってならないんですか」と聞かれ、中山は「ならなかったです。止めないで全員がバーッて、演出も出て行っちゃたんで、え~って思いながらも(仕切り直そうと)“ねえ。とはいうものの”なんて言いながら」と進行を試みたという。

 濱家が「無理でしょう。そっからつなぐの。“とはいうものの”とか」と言うと、中山は「やっぱり、また万が一、帰ってきやすいように。ひとしきり何かあったら戻って来るかなと思ったんですよ」と当時の心境を口にした。29歳か30歳のころの出来事といい、「結局、お戻りにならないで、上岡さんは終わられて、番組は確か打ち切りになったと思います。最終回を迎えて」と回想。「ただ、ノリにノッてるそういう時代ではあったですね、上岡さんが。キレッキレのやることなすことが見事だったわけですけども。僕ら上岡さんのしゃべりは感心しかなかったですね」とリスペクトしていたという。

 もう1人が故・やしきたかじんさんで、テレビ朝日系深夜の生番組『M10』出演時だった。中山は「たかじんさんも私と一緒の時、帰られました」と明かすと笑いが起こった。松本から「帰られキャラ」、濱家からも「ヒデさんが悪いんちゃいますか」といじられた。事件はたかじんさんが料理を振る舞うコーナーで起き、中山は「ゲストが僕と大竹まことさんだった」と説明。

 たかじんさん司会の生放送とあって、スタジオは当初からピリついていたという。中山いわく「マメなんですよね」というたかじんさんは、事前にレシピもスタッフに送っていた。そして、生放送途中からゴソゴソとやりとりが始まり、「お前に言うてんねん」と声が聞こえ、最終的にたかじんさんは「味の素はないんか、お前に聞いてんねん!」と叫んで退出。

 中山は「CMに1回入って、CM明けはオレと大竹さんしかいない。結局、その後生放送やんなきゃいけないんで。僕らもたかじんさん帰ってくると思うじゃないですか。たかじんさんの番組でたかじんがいないんですよ」と緊急事態を回想し、「(大竹と)残されて、レシピを見ながら料理を作ったんです」と明かすと爆笑が起こった。「番組を成立させるために。たかじんさんいないんですけど」と笑うと、濱家は「スタッフ全員、好きになりますよ、ヒデさんのこと」と称賛した。

 松本が「味の素なしでもいけると」とパスすると、中山は「あったらあったで良かったけど、なければないでいけないこともない」とニヤリ。「すごいでしょ。(番組は)そのままエンディングですよ。これもたかじんさん降りました」と明かした。

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