ももクロ高城れに、お笑い番組MCに初挑戦 “心の師匠”はダウンタウン浜田「ああいうふうになりたい」
ももいろクローバーZの高城れにが、読売テレビが主催する関西で活動する芸歴10年以下の若手漫才師を対象にした賞レース「ytv漫才新人賞ROUND2」でお笑い番組のMCに初挑戦することが3日、発表された。10日午後3時55分から放送する。
「関西で活動する芸歴10年以下の若手漫才師」を対象にした賞レース
ももいろクローバーZの高城れにが、読売テレビが主催する関西で活動する芸歴10年以下の若手漫才師を対象にした賞レース「ytv漫才新人賞ROUND2」でお笑い番組のMCに初挑戦することが3日、発表された。10日午後3時55分から放送する。
読売テレビが主催する「関西で活動する芸歴10年以下の若手漫才師」を対象にした賞レース第14回ytv漫才新人賞。ROUND2となる今回は、事前審査を勝ち抜いた12組がエントリー。ネタの制限時間は3分で、4人の審査員による合計400点満点の採点で順位を決定。得点上位2組が決定戦に進出する。
二度目のROUNDとなる今回は、タチマチ、ブルーウェーブ、オニイチャン、フースーヤ、ボニーボニー、フミ、ハスキーポーズ、うめすぴか、オーパスツー、マーメイド、タイムキーパー、ぐろう、全12組が出場。審査員は、竹若元博(バッファロー吾郎)、お~い!久馬(ザ・プラン9)、大村朋宏(トータルテンボス)、武智(スーパーマラドーナ)が名を連ねる。
MCを務めるのは藤崎マーケットと、ゲストMCの高城。藤崎マーケットの2人が「“ももクロ”が大阪にいるなんて嘘みたい……!」と目を丸くすると、「この日をずっと楽しみにしていました」と高城。
高城は年に一度、ピン芸人の永野とツーマンお笑いライブ『永野と高城。』を開催するほどお笑いツウで、「芸人さんをリスペクトしているので、漫才を生で見られるのが楽しみです」と笑顔で語る。
今回は、12組中8組が9月に放送された「ROUND1」を通過できず悔しい思いを抱いての再挑戦。新世代のみならず、芸歴9年目でそろそろ結果を出したい世代も気を吐く。
審査員、武智の「また新しいものを見ることができた」という言葉通り、設定から展開まで、新しい笑いを出す漫才師ばかりで会場は大いに沸く。そのほかにも「展開が二転三転、これを3分でできるのはすごい」「唯一無二のオリジナリティ」と輝く個性に太鼓判を押されるコンビや、「最近のしゃべくり漫才でダントツにおもしろかった」「実によくできた設定」と審査員全員が感心するコンビも現れ、ROUND1に引き続き、ROUND2も審査員を悩ませる群雄割拠の混戦模様となった。全12組が今持てるすべてを出し切って挑んだROUND2。そして運命の審査結果では、まさかのミラクルが起きる展開に。
高城れに「関西・大阪のお笑いの迫力に圧倒されました!」
以下、MCコメント
○田崎佑一(藤崎マーケット)
「去年くらいから若手の台頭がありますが、今回はとくに松竹の方やフリーの方、事務所の垣根も超えてきて、時代が変わってきたなと感じます。何が起きるかわからない。みんなおもしろいから、みんな一瞬で主役になる超激戦でした。みんなめっちゃうまいし、新しいことをどんどん考えてくるので、ルールを考える側も大変やろうと思います。ROUND1のときも感じましたがROUND2ではよりそう感じる戦いでした。ROUND3も楽しみです。高城れにさんの司会ぶりはやっぱりさすがですね。司会をしていただいてうれしいです。フミが出囃子に、ももいろクローバーZの曲(「Z女戦争」)を使っているそうで、ご本人がいる前で漫才するというのはうれしいでしょうけど、すぐそこで見てくれているというのはプレッシャーやったんかな? どんな心境だろう? と思いましたね。漫才の後は高城さんばかり見ていて、全然僕らと目が合いませんでした(笑)」
○トキ(藤崎マーケット)
「松竹の芸人さんといえば、僕が学生時代の頃、ますだおかださんやチョップリンさん(元・松竹芸能所属/現・吉本興業所属)が出ていたのを見ていて、めっちゃおもしろい人が多いというイメージがあります。だから今回は、うれしい気持ちと悔しい気持ち……複雑ですね。高城さんはどの漫才にも的を射たコメントをくれましたね。ありがとうございました」
○高城れに(ももいろクローバーZ)
「関西・大阪のお笑いの迫力に圧倒されました! ももいろクローバーZもライブで大阪に来るんですが、『関西の方はお笑いに厳しいからね』っていつも言っています。関西ならではのノリであったり、お客さんの温かさを直に感じられて、すごく素敵な経験をさせてもらえたなと思いました。ピン芸人の永野さんと『永野と高城。』というツーマンライブを開催させていただくこともあるので、お笑いはもちろん大好きですが、『勉強したい』という気持ちのほうが強いです。芸人さんって間のタイミングや空気の読み方が鋭くて、本当にすごいなとお仕事でご一緒するたびに思います。芸人さんをすごくリスペクトしているので今回のMCでは何かを吸収したい! という気持ちで挑みましたし、実際にすごく勉強になりました。藤崎マーケットのおふたりの司会・進行ぶりも『関西の番組ってこう進めていくんだ』と、すごく楽しかったし、新鮮でした。
私が『心の師匠』と思っている芸人さんは、とくに番組でもお世話になる機会が結構あるくりぃむしちゅーさん、ダウンタウンさん。なかでもダウンタウン・浜田さんはすごく温かい方で、どんな話題でも拾ってツッコんでくださり、何を言ってもおもしろくしてくださるので、すごく心強いです。ああいうふうになりたいなと思いますね」