中村獅童、ヴェノムスーツ着用は3人がかり「家族に手伝ってもらうしかない」
歌舞伎役者の中村獅童が29日、都内で行われた映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(11月1日公開、ケリー・マーセル監督)のジャパンプレミアイベントに、声優の諏訪部順一(エディ・ブロック役)、お笑いコンビ・霜降り明星のせいや、モデルの“ゆうちゃみ”古川優奈とともに出席。ヴェノムスーツ姿を披露した。
ヴェノムスーツ姿は息子・陽喜に好評
歌舞伎役者の中村獅童が29日、都内で行われた映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(11月1日公開、ケリー・マーセル監督)のジャパンプレミアイベントに、声優の諏訪部順一(エディ・ブロック役)、お笑いコンビ・霜降り明星のせいや、モデルの“ゆうちゃみ”古川優奈とともに出席。ヴェノムスーツ姿を披露した。
同作でヴェノムの日本語吹き替え声優を務める中村は、ヴェノムスーツ姿で登場。ヴェノムの舌をレッドカーペットに見立てたセットが用意されており、これに中村は「ベロの上から登場するって言ってたけど、もうちょっと違うのを想像していた。今回はいいですね。簡単な感じで。最後だから、日本の宣伝部の人もやる気なくなっちゃったのかな……(笑)」と冗談交じりにあいさつ。
同スーツを着用したのは2018年ぶりと言い「息子の陽喜(はるき)が1歳になるかならないくらいのときで、支度している楽屋に遊びに来た。びっくりさせようかなと思ったけど、意外とこの格好を気に入って、一緒に写真を撮ったのが思い出なんです」と回顧し、続けて「陽喜が来ると言ったからか、前回は控室がホテルの部屋だったんですけど、今日は『僕1人で行きます』と言ったら、そこらの廊下でこれを着せられて。ずっと待ってるんです。片目しか見えないので、だんだん平衡感覚がおかしくなってきているところなんですけど……」と言い、笑わせた。
諏訪部は「この後お持ち帰りいただくということで」と、スーツの持ち帰りを提案。中村は「え、いいんですか!? 今まではスパイダーマンスーツを着て夜の街を散歩するのが趣味だったんですけど、いただけたら今度はヴェノムスーツで散歩に行こうかな」と声を弾ませた。
司会より「映画会社が(スーツの持ち帰りを)いいと言ってます」と伝えられた中村は「やった」と喜び、「本当? 絶対?」と確認していた。しかし、中村は「スパイダーマンスーツは1人で着れるんですけど、これは3人がかりくらいなんですよ」と明かし、「家族に手伝ってもらうしかないです」と口にしていた。
また、この日ともに登壇したせいやは、同シリーズの1、2作目を鑑賞済みとのことで、中村が「ご覧になったとき、僕が(ヴェノムの)声やってるってわかりましたか?」と質問すると、せいやは「声が変わりすぎていて……」と返答。
中村は、自身でチケットを購入し、映画を鑑賞したそうで「声を聞いたときに『これ、僕がやる意味あるのかな……』って。今回現場行ったとき監督に『僕がやる意味あるんですか』と言ったら『すごくありますからよろしくお願いします』とおっしゃってくださったので、一生懸命やらせてもらいました」と裏話を披露した。
せいやは「元も子もないので『俺いりますか』って。これから始まるので!」とツッコミ、笑いを誘っていた。
ジャーナリストのエディ・ブロックに、地球外生命体シンビオートが寄生したことで誕生したヴェノム。同作は『ヴェノム』シリーズ最新作にして最終章となり、最大最凶の敵として、ヴェノムに隠された秘密を知るシンビオートの創造主であり<邪神>=ヌルが登場する。2人の決死の逃亡劇と、ヴェノムの秘密を狙って立ちはだかる最強の敵との戦いが、壮大なスケールで描かれる。