ラブレターズ、第1回大会から挑み続けたKOC17代目王者に「優勝して人生を自分で変えた」

“日本一のコント師”を決める大会『カーネクストpresents キングオブコント 2024』の決勝戦が12日に行われ、ラブレターズが史上最多となるエントリー・3139組の頂点に立ち、17代目キングに輝いた。

17代目キングに輝いたラブレターズ【写真:ENCOUNT編集部】
17代目キングに輝いたラブレターズ【写真:ENCOUNT編集部】

初決勝から13年で悲願の優勝、史上最多・3139組の頂点に

“日本一のコント師”を決める大会『カーネクストpresents キングオブコント 2024』の決勝戦が12日に行われ、ラブレターズが史上最多となるエントリー・3139組の頂点に立ち、17代目キングに輝いた。

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 2011年に初めて決勝進出を果たし、初決勝から13年で悲願の優勝を果たしたラブレターズは、コント衣装の上にキングの印である赤いジャケットを着て、笑顔で会見場に登場。塚本直毅は「まだ信じられはしない。粘りに粘って獲ったものだと思うので、ちゃんと胸を張って、これから活動していければと思っています」、溜口佑太朗は「ずっと負け続けた人生だったので、こんなことがあるなんて自分でも信じていなかった。続けていれば報われることもあると思い、今日は自分を褒めてあげようと思っています」と優勝直後の心境を語った。

 5度目の決勝進出で栄冠をつかんだことについて、塚本は「粘ってよかったという気持ちです」とコメント。溜口は若い世代と戦った予選を振り返り、「もう老害みたいな扱いを受けていた。初めて決勝に出たのが13年前なので、これだけ長いことやっている芸人はほとんどいない。『早く抜けろ』と言われていたので、1番最高の形で抜けることができたのでよかったです」と喜びをかみしめた。

 コントのキングとして思い描く今後の活動は、塚本が「ずっと単独ライブをやってきているので、それをいろんな人に見てほしい。全国を回ってみたりしたいです」と言及。溜口も「師匠がシティーボーイズさんでコントの事務所でもあるので、もっと事務所をフィーチャーされるような活動をしたい。阿佐ヶ谷姉妹さん、ザ・ギースさんもいるので営業したいです」と熱望した。

 賞金1000万円の使い道を聞かれると、塚本は「子どもがいるので学資保険とか。これから何があるか分からないので」と現実的な回答。溜口も「(副賞で)お米をいただいたんですけど、いつ米不足になるか分からないので、追加で米を買って備蓄しようと思います」と続いた。

 アマチュア時代に挑んだ2008年の第1回大会から挑み続けたキングオブコント。「改めて2人にとってキングオブコントという大会は、どんな大会?」という質問に、溜口は「これきかっけで芸人を始めたので、キングオブコントに人生を変えてもらったし、優勝して人生を自分で変えた。最初は道を作っていただきましたが、そこから切り開いたのは自分たちだと自信を持って言える」と胸を張った。

 同じ質問に塚本は、「芸歴と共にキングオブコントはあったので、愛人という言葉はよくないな……」と考え込んでしまう。「楽しいテレビ番組」と絞り出すと、溜口は「つまんねーコメント! (キングオブコントは)恩人だぞ!」とツッコミを入れていた。

 今年のファイナリストは、cacao、ダンビラムーチョ、シティホテル3号室、コットン、ニッポンの社長、ファイヤーサンダー、や団、ラブレターズ、隣人、ロングコートダディ(※エントリー順)の10組。審査員は、昨年に引き続き2代目キングの飯塚悟志(東京03)、4代目キングの秋山竜次(ロバート)、5代目キングの小峠英二(バイきんぐ)、10代目キングの山内健司(かまいたち)の4人のほか、新たに7代目キングのじろう(シソンヌ)が務め、大会史上初の全員歴代王者による審査となった。

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