赤楚衛二、映画『366日』で主演 ヒロインは上白石萌歌…HY名曲モチーフのラブストーリー

俳優の赤楚衛二が、映画『366日』で主演を務めることが22日、発表された。上白石萌歌がヒロインを務め、2025年1月10日に全国公開されることも決定した。

『366日』に出演する赤楚衛二と上白石萌歌【写真:(C)2025映画「366日」製作委員会】
『366日』に出演する赤楚衛二と上白石萌歌【写真:(C)2025映画「366日」製作委員会】

2025年1月10日に全国公開決定

 俳優の赤楚衛二が、映画『366日』で主演を務めることが22日、発表された。上白石萌歌がヒロインを務め、2025年1月10日に全国公開されることも決定した。

 同作は、今年9月に結成25周年イヤーを迎える沖縄出身のバンド・HYの代表曲『366日』からインスパイアされた。かなわぬ恋を歌った失恋ソングとして2008年に発表され、今なお世代を超えて愛され続けている楽曲をモチーフにした映画オリジナルストーリー。

 主演を務める赤楚は、主人公・真喜屋湊(まきや・みなと)を、上白石はヒロイン・玉城美海(たましろ・みう)演じる。2人は『ペンディングトレイン ―8時23分、明日 君と』(23年、TBS系)以来、2年ぶり2度目の共演となる。

 また、監督は『四月は君の嘘』(16年)、『なのに、千輝くんが甘すぎる』(23年)などを担当した新城毅彦氏が手掛ける。「誰もが一度は経験したであろう切なく、苦い、でもだからこそ人を好きになる事のすてきさを感じられるすばらしさをどうしたらうまく伝えられ、感じてもらえるかを真っ先に考えました」とコメント。

 物語は2003年、沖縄に住む高校生・湊(赤楚)は、同じ高校の後輩・美海(上白石)と出会う。同じ音楽が好きな2人は自然と引かれ合っていき、湊の卒業式の日に告白し付き合うことに。母を病気で亡くし、音楽を作るという自分の夢を諦めかけていた湊だったが、「いつか湊先輩が作った曲、聴きたいです」という美海の言葉に背中を押され、東京の大学へ進学する。

 2年後、美海も上京し湊と再会、東京での2人の幸せな日々が始まる。音楽会社に就職が決まった湊と、通訳という自分の夢に向かって頑張る美海。「こんな幸せが、365日ずっと続きますように」そう願っていた2人。しかしある日、湊は突然別れを告げ、美海のもとを去ってしまう。沖縄と東京という2つの都市を舞台に、20年の時を超えた、切なすぎる純愛ラブストーリーを描く。

 赤楚ら出演者とHYメンバーのコメントは以下の通り。

○赤楚衛二

「『366日』は僕が学生の頃に聴いており、僕の学生生活に彩りを与えてくれた曲のひとつです。なのですごくうれしかったですし、最初にプロットを読ませて頂いた時には、誰かを想うが故に傷付いたり、傷付けてしまう切なさや優しさを感じる物語で惹き込まれました。そんな愛に溢れたこの作品を366日の音楽と共に楽しんでもらえることを祈っております」

○上白石萌歌

「玉城美海役を演じました、上白石萌歌です。HYさんの『366日』は、人を想うことのなかで生まれる、胸のひりつくような痛みや幸せが鮮やかに描かれている、特別な曲だと感じます。多くの方々が想いを寄せてこられたこの曲の世界にあらたな息吹を吹き込み、大切に紡がせていただきました。20年という歳月を役のなかで重ねることができたのも新鮮で、ひとりの人物の人生を通してさまざまな感情と向き合えた時間は宝物です。記憶の蓋をそっと開けて見つめることができるような、そんな作品になっているはずです。お届けできる日まで、楽しみに待っていただけるとうれしいです」

○HY・仲宗根泉

「366日の楽曲が映画になると聞いてから、本当にワクワクしてました。一方、16年前の曲だし、この曲の聞かれ方もどんどん変化していっている実感もあって。その変化も映画スタッフと共有して、新たなストーリーが生まれました。映画を見た皆さんがどんな気持ちになって何を思うのかもとても楽しみです。私も、映画が上映されたら家族で見に行きたいと思います!」

○HY・新里英之

「本当に凄い曲だなと改めて思いました。16年前に生まれた歌ですが、この歌には人が必要とする大事な確かな物があるから、今日のこの日が明日に繋がるんだと思います。誰かを好きになると、心がこんなにもうれしくなったり、幸せになったり、悲しくなったりする。不思議なくらい。それが366日の映画となって、皆様にまた届ける事ができて本当に嬉しいです」

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