渡辺謙、『IWGP』以来約24年ぶり共演の窪塚洋介は「大人になった」 演技の変化に感動

俳優の渡辺謙と窪塚洋介が21日、都内で行われたWOWOWのハリウッド共同制作オリジナルドラマ『TOKYO VICE Season2』(土曜午後9時、4月6日スタート)の舞台あいさつに、主演のアンセル・エルゴート、共演の菊地凛子、笠松将、真矢ミキとともに登壇した。

舞台あいさつに登壇した窪塚洋介【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した窪塚洋介【写真:ENCOUNT編集部】

「地下からマグマのように出る演技で、そういう意味ではうれしかった」

 俳優の渡辺謙と窪塚洋介が21日、都内で行われたWOWOWのハリウッド共同制作オリジナルドラマ『TOKYO VICE Season2』(土曜午後9時、4月6日スタート)の舞台あいさつに、主演のアンセル・エルゴート、共演の菊地凛子、笠松将、真矢ミキとともに登壇した。

 世界約120か国で放送&配信されるなど大ヒットを記録した超大作ドラマ『TOKYO VICE』のシーズン2。1990年代の東京アンダーグラウンドを舞台に、世界でもっともきらびやかな大都会として憧れられた東京のリアルで凶暴な裏の姿を描く。

 若きヤクザのリーダー・佐藤(笠松)の兄貴分のヤクザ・葉山を演じる窪塚は、Season2からの参加となったが、撮影時の思い出を聞かれると「僕がやらせてもらった役は、鬼畜というかひどいやつなんですよね。僕が今までやった役の中で1番自分と遠いところにいる役で、気負いもあったし不安もあった」と打ち明けた。

 そんな状態で芝居モードで本読みを行ったあとにタバコを吸っていたら、渡辺から声をかけられたようで、「『窪塚、あんま芝居をしなくていいんだから。お前はそのままで葉山なんだから』って言われて、あまりうれしくねえって思った思い出があります(笑)」と苦笑した。

 これに渡辺は「本を読んだら葉山ってヤバいんですよ。こんなやついたら半径10メートル以内には近寄りたくないくらいヤバいやつなんですよ。でも窪塚……ああOK、OK!」とコメントして観客を笑わせつつ、「現場では1回しか会えなかったけど、“大人になったな窪塚”って思った。その頃のある種、爆発するようなエネルギーじゃなくて、地下からマグマのように出る演技で、そういう意味ではうれしかったですね」と2000年に放送された『池袋ウエストゲートパーク』以来の共演となった窪塚の変化に感動していた。

 また、窪塚はロンドンで公演された渡辺出演の舞台をこっそり見に行ったことを明かし「帰ろうと思ったら楽屋口が開いていて、海外はゆるいなと思ってちょっと覗いたら謙さんが『アッハッハ!』って」とモノマネすると、渡辺は「それちょっと誇張しすぎ! そんなじゃないから」と突っ込んで笑いを誘った。窪塚は「遠目に見えたんだけど(会うのは)やめたんですよ。もうちょっとちゃんとした人間になってから会おうかなと思って(笑)、今はまだ会えない、会ったらダメだと思ったら、ここでお会いできて本当にうれしかったです」と笑顔を見せた。

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