松平健&麻生久美子、朝ドラ初出演 橋本環奈の“大ホラ吹き”な祖父と“元ヤン”の母親役
NHKは16日、俳優の橋本環奈がヒロイン・結(ゆい)を演じる2024年度後期・連続テレビ小説『おむすび』の新たな出演者4人を発表した。俳優の麻生久美子と松平健が連続テレビ小説に初出演することが分かった。
宮崎美子が祖母、北村有起哉が父親役に
NHKは16日、俳優の橋本環奈がヒロイン・結(ゆい)を演じる2024年度後期・連続テレビ小説『おむすび』の新たな出演者4人を発表した。俳優の麻生久美子と松平健が連続テレビ小説に初出演することが分かった。
本作は平成時代、“ギャル文化”と出合った主人公・米田結が、やがて栄養士となり“目には見えない大切なもの(縁・時代・人)”を次々と結んでいき、現代が抱える問題に食の知識と持ち前のコミュニケーション能力に立ち向かうもので、福岡・神戸・大阪を舞台にしたオリジナル作品。脚本は『正直不動産』(NHK)などを務めた根本ノンジ氏が担当する。
このたび、結の家族役が発表された。結のことが心配でしょうがない父・米田聖人(よねだ・まさと)役に、北村有起哉。父とは反対に、結のことを優しく見守る“元ヤン”の母・愛子役には麻生久美子。故郷・糸島の農業をこよなく愛す、超ポジティブな祖母・佳代役に、宮崎美子。そして、好きなことだけやって暮らしたい“大ホラ吹き”な祖父・永吉役を松平が演じることが発表された。また、結の姉・歩は仲里依紗が演じることがすでに発表されていた。
北村演じる結の父・聖人は、娘のことが心配でしょうがない一方、父・永吉とは折り合いが悪く、生真面目。普段は農業にいそしんでいるが、理容師の免許も持っているという役柄。朝ドラ初出演の麻生が演じる母・愛子は、元ヤンキーだが、聖人が気づかない娘たちの心の内を見抜き、優しく見守る。結の祖母・佳代と家事をしながら、聖人の営む農業を支えている。
宮崎は、故郷・糸島をこよなく愛す、超ポジティブ思考の持ち主。古くから伝わる先人たちの知恵に明るく、結が困った時の良きアドバイザーでもある祖母・佳代を演じる。今回が朝ドラ初出演の松平が演じる祖父・永吉は、野球のホークスファンで、自由奔放な“大ホラ吹き”。農家を継ぐ前までは長距離トラックのドライバーをやっていた。勝手に楽隠居を満喫し、精力的にあちこち出歩いている。
出演者のコメントは以下の通り。
○橋本環奈
「皆さんのお名前を聞いた時、今回はじめてお仕事させていただく方ばかりですが、共演させていただくのが楽しみなメンバーの方ばかりで、いまからどういう家族像ができるのかワクワクしています。台本のテンポがよくて、家族の掛け合いとか、『こういう家族いるよね』という空気感があって、観ていて楽しいドラマになると手ごたえを感じています。本当に頼りになる方ばかりですので、あとは家族の輪の中に、結として自然に明るく、取り繕うことなくいられたらいいなと思います。大好きな福岡の街並みの中で、家族の皆さんと撮影できるのを楽しみにしています!」
○北村有起哉
「恥ずかしながら。野心に満ちていた若かりし頃、いつの日かヒロインの父親役をやるんだ!と勢いだけの自己暗示をしておりました。今年節目の50歳を迎え、そんなあさましさも忘れかけてぼうっとしてた頃に、今回橋本環奈さんの父親役という大役を仰せつかりまして。戸惑いながらもしみじみと感謝しております。ご視聴の皆様が少しでも元気の出る作品になれるよう真摯に取り組んでいきたいと思います。ぜひご覧くださいませ」
○麻生久美子
「連続テレビ小説でヒロインの母親役をやらせていただけるなんて! と驚くとともに大変光栄に思っております。愛子さんは、結と歩の母親として、悩みながらもたくましく突き進む娘たちの成長を見守り信じることができる、強くて優しい、そしてどこか達観した視点のある魅力的な女性だと考えています。まずやってみる! やってみよう! と背中を押せる愛子さんのように、私も『おむすび』という作品に挑戦し続け、最後まで走っていきたいです。皆様に愛され、記憶に残るドラマになるよう精一杯頑張りたいと思います」
○宮崎美子
「大地にしっかりと根を下ろした、明朗で頼りになるおばあちゃんになれたらと思います。“おむすびは一日にしてならず”土地や家族の歴史、先人の努力や知恵、大切な人を思う温かな気持ちをふんわりしっかり結んでいきたいです」
○松平健
「人助けのためなら家庭も顧みず突っ走る自由奔放な永吉、これまでに演じたことのない面白さのある人物です。お陰様で私にとりましても今年は芸能生活50周年、初の朝ドラ出演でまた新鮮な役柄に挑めることをとても嬉しく楽しみに思っております。今回出会えた皆さんとのチームワークを大切に、明るく元気な朝をお届けしたいと思います」