写真家・篠山紀信さんが83歳で死去 宮沢りえの18歳ヌードを撮影で話題、妻は南沙織さん
写真家の篠山紀信さんが4日、都内の病院で亡くなったことが5日、分かった。83歳だった。
週刊朝日の表紙で宮崎美子、大塚寧々、高田万由子らの女子大生時代を撮影
写真家の篠山紀信さんが4日、都内の病院で亡くなったことが5日、分かった。83歳だった。
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篠山さんは、1940年12月3日、東京・新宿区で生まれた。真言宗豊山派円照寺の住職・篠山明信氏の次男で、59年日本大芸術学部写真学科に入学。写真家になることを決意し、61年に第1回APA賞を受賞した。68年からはフリーで活動を開始し、75年に雑誌『GORO』で歌手・山口百恵さんを撮影したことで始まったシリーズ「激写」で話題になった。
79年には元歌手の南沙織さんと結婚。篠山さんがレコードジャケットを担当した縁で知り合い、南さんの引退後に交際が始まったという。
その後、80年から始まった週刊朝日の女子大生表紙シリーズでは、宮崎美子、河野景子、大塚寧々、小島奈津子、下平さやか、高田万由子、進藤晶子、膳場貴子らを撮影。若い才能が世に出るきっかけを作ったことでも知られる。また、80年にはジョン・レノン&オノ・ヨーコのアルバム『ダブル・ファンタジー』のジャケットを撮影したことでも注目された。
そして、樋口可南子を撮影した91年の写真集『water fruit』では、日本でヘアヌードが解禁されるきっかけを作り、同年の『Santa Fe』では、当時18歳で人気絶頂だった宮沢りえのフルヌードを撮影。同書は売り上げ155万部の大ヒット作になった。
以降も果敢に撮影を続け、アスリート、歌舞伎にもレンズを向けた。2022年10月には、8代目市川新之助が初舞台を踏む際、演目のビジュアルを撮影するなど、精力的に活動を続けていた。
南さんとの間には3人の息子がおり、次男は俳優・篠山輝信。訃報を受けて現在、所属事務所が対応を協議している。