井岡一翔、12度目大みそかリングへ計量クリア「負けられない舞台」「いい形で盛り上げたい」
ボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔は31日に行われる同級タイトルマッチ(ABEMAで無料生中継)で挑戦者の同級6位ホスベル・ペレス(ベネズエラ)を迎え撃つ。30日には都内で前日計量が行われ、両選手がリミット(52.1キロ)を下回る52.0キロでクリアした。
前日計量は両者52.0キロでクリア
ボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔は31日に行われる同級タイトルマッチ(ABEMAで無料生中継)で挑戦者の同級6位ホスベル・ペレス(ベネズエラ)を迎え撃つ。30日には都内で前日計量が行われ、両選手がリミット(52.1キロ)を下回る52.0キロでクリアした。
きっちり仕上げてきた。井岡は12度目の大みそかのリングへ向けて、リミットを100グラム下回る。52キロで計量クリア。表情をほとんど変えることはなかった。
井岡は「いろんな方たちのおかげで、今日こうして無事にベストなコンディションで計量を終えることができました。本当に感謝しています。次、自分がいいパフォーマンスで、いい勝ち方で盛り上げたいと思っています」とコメントすると、一方のペレスも「計量をパスしてうれしいです、明日が待ち遠しいです。日本の皆さまに素晴らしい試合を見せたいと思います」と決意を語った。
さらに井岡は「あとは、明日の試合に向けて時間を過ごすだけなので、これから食事に関してはしっかりリカバリーして、後はいつも通り家族との時間を過ごして、その一瞬一瞬を楽しみながら明日の試合を迎えたいと思っています」と落ち着いた口調で話した。
また、今回の試合のモチベーションについて質問が及ぶと、井岡選手は「モチベーションという言葉で表現したくはないが…」と前置きしつつも、「12回目の大みそかの舞台に上がれること、その舞台に上がるからには負けられないので、まずはこの試合を、この大みそかを戦うと決意したので、その感謝を胸にこの試合を必ず勝つように体も心も作ってきたので、あとは戦うだけなので全力で挑みたいと思っているだけです」と意気込んだ。
対するペレスは「私のモチベーションは家族です。感謝をもって(リングに)上がりたいと思います。井岡チャンピオンがこのチャンスをくださったことに感謝いたします。WBAや自分のチームにも感謝し、勝利をもってベネズエラに帰ろうと思います」と力強く答えた。