“本気”になったら実はエグい? ギャップが激しすぎるキャラ3選

いつもはどこか頼りないけれど、本気を出すと豹変するキャラクターはさまざまな作品に存在する。日常シーンとの差が激しすぎて、その変貌ぶりに絶句することも多い。そんな本気になったら“豹変してしまう”キャラ3選を紹介する。

七つの大罪(1)(著:鈴木央/講談社)
七つの大罪(1)(著:鈴木央/講談社)

日常と落差がありすぎる個性的なキャラたち

 いつもはどこか頼りないけれど、本気を出すと豹変するキャラクターはさまざまな作品に存在する。日常シーンとの差が激しすぎて、その変貌ぶりに絶句することも多い。そんな本気になったら“豹変してしまう”キャラ3選を紹介する。

 1人目は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1984年から連載されていた大人気漫画『ドラゴンボール(DRAGON BALL)』(作:鳥山明)に登場する亀仙人である。陽気でスケベなおじいちゃんだが、亀仙流という独自の武道流派を開き、かつては武術の神「武天老師」として名をはせたことは知っている人も多いだろう。亀仙人は小柄だが、実はその容姿からは想像できないほど筋骨隆々で、主人公・孫悟空が放つ有名な必殺技“かめはめ波”を生み出した人物でもある。

 そんな亀仙人だが、悟空とクリリンが亀仙流の弟子に志願した際には、“ピチピチのギャルを連れてくること”を条件としており、戦闘時のカッコ良さとのギャップを感じざるを得ない。

 SNS上では亀仙人に対し「強いジジイキャラかっこよすぎ」「亀仙人のギャップが好き」などの声があり、ファンは多いようだ。

 また『週刊少年マガジン』(講談社)で2012年から連載開始され、シリーズ累計発行部数5500万部突破の人気作『七つの大罪』(作:鈴木央)にも、濃いギャップを持つキャラクターが登場している。それは“傲慢の罪”を負うエスカノールだ。

 普段の彼は非力な老人の姿をしているが、太陽が昇るにつれて魔力が増し、正午になるとその力は頂点に達するなど、ファンのなかでは「七つの大罪の中でも最強」といわれているキャラクターである。魔力の増加と同時に、体格が普段と比べものにならないほど大きくなり、たくましい体に変貌するのも特徴だ。

 真夜中は最弱、日中は最強のエスカノールに魅了された読者も多いようで、ネット上では「後半からエスカノール目当てでアニメを見てた」「相手の攻撃のさらに上をいくのが最強」との声が寄せられている。

 また、23巻第184話「超激突!!」に登場するエスタロッサとの戦いにて、自らの攻撃をそのまま跳ね返す技によってダメージを受けたエスカノールが言い放つ名言にも注目したい。大ダメージを受けてピンチなはずのエスカノールだが、「道理で痛みを感じたわけだ。さすがはこの私だ」と口にするのだ。このセリフは圧倒的な実力を持つエスカノールならではの名言として印象に残っている読者も多いだろう。

 最後に紹介するのは『週刊少年ジャンプ』にて04年から連載がスタートした、人気漫画『銀魂』(作:空知英秋)の主人公・坂田銀時だ。彼も日常と戦闘時でかなり差があるキャラでお馴染みだろう。

 普段は“万事屋銀ちゃん”というお店を営み、いつもやる気のない顔でどこか気が抜けている侍だ。しかし、彼の過去は壮絶で、“白夜叉”と恐れられたほどの戦闘力を秘めている。第304話『万事を護る者達』の旧友・高杉との戦闘シーンは、ボロボロになりながらも機敏に木刀を振る銀時が描かれていた。

 本作は、ギャグパートとシリアスパートに分かれており、銀時の本気になった姿は「銀さんかっこよすぎ」「銀魂でギャップ萌えする」という声があがるほど多くのファンの心を掴んでいる様子。日常の性格とかけ離れているからこそ、シリアスな場面において銀時のかっこよさが際立つのだろう。

 変貌ぶりがギャップとして魅力になり、さらに作品を盛り上げてくれるキャラクターたち。今回紹介したキャラ以外にも、どんな2面性を持つ人物がいるのか、探してみるのもおもしろいかもしれない。

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