磯村勇斗が明かす芸術作品が与えた俳優業への影響 「想像力を豊かにしてくれる」
俳優の磯村勇斗が8日、都内の森アーツセンターギャラリーで行われた『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』取材会に登壇した。
『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』のスペシャルサポーターに就任
俳優の磯村勇斗が8日、都内の森アーツセンターギャラリーで行われた『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』取材会に登壇した。
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6メートルに及ぶ大型作品や貴重な日本初公開作品を含む、約150点の作品を通してヘリングのアートを体感できる本展覧会は、9日から来年2月25日まで同所で開催。かねてからヘリングの作品が大好きだったという磯村は、東京展のスペシャルサポーターに就任し、本展の音声ガイドも務めた。
ヘリングのアートが描かれたTシャツを着て登場した磯村は、「時間があれば美術館に足を運んだり、地方で撮影の合間にも行っている。家族で旅行に行ったら、必ず美術館に寄ったりしていた。家族が好きで、その影響で好きになっていきました」と芸術好きをアピール。好きなアーティストを聞かれると、「キース・ヘリングです。間違いなく一番好きなアーティストです」と即答した。
ヘリング作品との出合いについては、「大学で美術を選考していて、その時にアメリカン・ポップアートを勉強して、その中にキース・ヘリングがいて、教科書に載っていた絵を見た時に、びびっときたんですよ。そこから、どんどん作品を見るようになりました」と説明。6メートルの大型作品を眺めながら、「生で見るのは初めて。絵の持つエネルギーがすごい。所々に人がいますけど、なんでこんなポーズをしているんだろう? と考えるのも楽しいです」と笑顔を見せた。
初挑戦となった音声ガイドについては、「緊張しました。ヘリング自身が作品の説明をしてこなかったので、作品の背景、当時どのような思いで生きていたのか明かされていないまま今に至る。彼の言葉、思いをせりふのように語る部分があり、悩みながらやりました」とアピール。芸術作品鑑賞が自身の役作りに影響されたことについては、「俳優業にどうつながっているか分かりませんが、絵というものは自分の世界を広げてくれるものだし、想像力を豊かにしてくれる。役者も想像力が豊かな方がいいので、養う力があるのではないかと思います」と語っていた。