竹中直人、32年ぶり詩人・宮沢賢治の世界へ「縁を感じます」 佐藤江梨子、伊藤健太郎と朗読会

竹中直人、佐藤江梨子、伊藤健太郎の出演で朗読会『PLANET KENJI プラネット・賢治』(主催・オフィスプロペラ)が、来年1月13日、14日に東京・新橋の博品館劇場で開催されることになり、このほど、顔合わせが行われた。同会は、詩人・宮沢賢治の研究をしてきたオーストラリア人作家のロジャー・パルバース氏が演出を担当。後援には宮沢の出生地である岩手・花巻市がつき、竹中ら3人が宮沢の名作『オツベル』『注文の多い料理店』『セロ弾き』『よだか』『雨ニモマケズ』の計5作品を披露。両日とも、3人によるトークショーも開催される。

朗読会『PLANET KENJI プラネット・賢治』に出演する(左から)佐藤江梨子、竹中直人、伊藤健太郎
朗読会『PLANET KENJI プラネット・賢治』に出演する(左から)佐藤江梨子、竹中直人、伊藤健太郎

来年1月13、14日に博品館劇場で『PLANET KENJI プラネット・賢治』開催

 竹中直人、佐藤江梨子、伊藤健太郎の出演で朗読会『PLANET KENJI プラネット・賢治』(主催・オフィスプロペラ)が、来年1月13日、14日に東京・新橋の博品館劇場で開催されることになり、このほど、顔合わせが行われた。同会は、詩人・宮沢賢治の研究をしてきたオーストラリア人作家のロジャー・パルバース氏が演出を担当。後援には宮沢の出生地である岩手・花巻市がつき、竹中ら3人が宮沢の名作『オツベル』『注文の多い料理店』『セロ弾き』『よだか』『雨ニモマケズ』の計5作品を披露。両日とも、3人によるトークショーも開催される。

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 顔合わせの場。竹中は「縁を感じます」と言った。1992年、元日放送のNHKドラマ『バルコクバララゲ~宮沢賢治の授業~』で主人公の宮沢を演じているからだった。32年の時を経て、朗読という形で再び宮沢に触れることになった。そして、パルバース氏は宮沢の世界を「ブルーを基調にしている」と説明。それを大事にしながら演出していくと明かした。竹中と佐藤は、かつてカメラマンと被写体で写真集を作り上げた仲。伊藤も竹中、佐藤と共演歴がある。パルバース氏をまじえた顔合わせは和やかに進み、4人は「当日が楽しみ」と声をそろえた。

<佐藤江梨子のコメント>

「『朗読劇には出ては行けない』と、ずっと思ってました。昔、偶々行った朗読劇が『中嶋朋子さん』の朗読劇で上手いとかいうレベルではなく。本当に天下一品!目から下が全て鳥肌立つくらい上手くて、心も体も神経も集中してその朗読の世界にいなざわわれ。終わる時には、観客席の皆様も何か導かれたように、朗読の世界に浸っていて、心からブラボー!!!という気持ちと拍手と歓声が上がっていました。その時に、うぁ、次元が違い過ぎる。絶対、朗読劇には出ては行けない。と思ったのを昨日の事のように覚えています。そんな私がなぜ、今回朗読劇に出演するのか。もちろん、1人じゃないから。素晴らしい竹中直人さんと眩し過ぎる伊藤健太郎さんもご一緒だからもあります。そして、宮沢賢治の世界だから。好きな世界観がこの上ないからです。お稽古頑張ります。その前に、中嶋朋子さんの朗読CDを買ってイメトレもします。全然、自分とは違いますが。イメトレは大事ですし。好きって大事なので」

<伊藤健太郎のコメント>

「宮沢賢治さんについては詳しい訳ではありません。初めて触れたのは小学生の頃の教材でした。今回、日本人なら誰もが知っている方の作品に携われるのは光栄です。朗読劇は動きの少ない読み上げる作業だと思うし、共演者がいらっしゃる朗読もほぼ初めてのことなので自分的にはワクワクしています。竹中直人さん、佐藤江梨子さんとは以前ご一緒したことがあり、おふたりとも気さくで温かい方なので、またご一緒させて頂けるのはうれしいです。誰もが1度は読んだ事がある、見た事がある、聞いた事がある作品もあると思います。僕たち3人にしか出せない『PLANET KENJI』の空気を楽しみにしていただきたいと思います」

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