【麒麟がくる】家康役・風間俊介 「西郷どん」以来大河に「未だにドキドキ」

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第20回が31日に放送される。駿河の今川義元(片岡愛之助)が再び尾張への侵攻を開始。かつての人質で、成人した松平元康(旧名・竹千代/風間俊介)が、その先鋒を任されることになる。そのことに目を付けた光秀(長谷川博己)は、この戦を回避させるべく、帰蝶(川口春奈)と信長(染谷将太)に元康の母・於大(松本若菜)と伯父・水野信元(横田栄司)と接触をするように仕向ける。

風間俊介が演じる松平元康(後の徳川家康)【写真:(C)NHK】
風間俊介が演じる松平元康(後の徳川家康)【写真:(C)NHK】

家康の本役・風間俊介が第20回「家康への文」でようやくお目見え

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第20回が31日に放送される。駿河の今川義元(片岡愛之助)が再び尾張への侵攻を開始。かつての人質で、成人した松平元康(旧名・竹千代/風間俊介)が、その先鋒を任されることになる。そのことに目を付けた光秀(長谷川博己)は、この戦を回避させるべく、帰蝶(川口春奈)と信長(染谷将太)に元康の母・於大(松本若菜)と伯父・水野信元(横田栄司)と接触をするように仕向ける。

 今回から、いよいよ後に徳川家康となり徳川幕府を開くことになる松平元康が登場する。元康役の風間俊介は「『麒麟がくる』の制作が決まったとき、一視聴者としてとても楽しみにしていたのですが、徳川家康役で出演が決まったと聞いて、大変驚きました。大河ドラマ出演は、『西郷どん』以来2作目ですが、大河ドラマへの憧れが強すぎるせいか、未だにドキドキして、緊張し続けています」とコメントを寄せた。

 幼少期より、駿河の今川と尾張の織田との間で人質となり、母と離れて孤独な子ども時代を過ごしてきた元康。桶狭間の戦いで今川方の先鋒として参戦するも、今川が敗れることで独立し、故郷・三河の戦国大名として織田信長と同盟を結ぶことになる。

 戦国大河に欠かせない元康(徳川家康)を演じる風間は「家康は、ひとつの固定したイメージだけで描かれるわけではなく、作品の視点によって描かれ方が全く異なりますので、とても多面的で面白い人物」とその家康像を語る。

 さらに、「現代から見た家康は、徳川幕府を開いた人物であり、たぬきであり、すごい人というイメージですけど、これはあくまで晩年の家康のイメージです。今演じている元康は、まだ何者でもないですし、立場が弱い武将ですから、晩年の家康からは逆算して考えないようにしています。晩年の家康に至るまでは何十年もかかりますし、小さい頃からそのイメージのまま、ということはありませんので、みなさんの持っている家康のイメージから、ギャップが出ればいいなと思っています」と新しい家康を表現することを誓っていた。

「『麒麟がくる』のストーリーの中では、徳川家康は竹千代として既に登場しています。竹千代が僕に変わるということは、他のキャラクターもそれだけ時間を積み重ねてきていますので、『こんなに時間が経ったんだ』と、時の流れを感じていただけるのではないかと思います。また、松平元康が登場するということは、歴史が大きく動く瞬間でもあります。それぞれの武将の勢力図も変わっていきますので、ここからさらに面白くなると思います。家康だけではなく、この時代の大きくうごめく流れが変わる瞬間に、みなさん是非一緒に立ち会っていただきたいと思います」という風間。「麒麟がくる」第20回はNHK総合で夜8時から放送される。

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