ROYALcomfort「コロナ禍の音楽を救え!」全国90組のミュージシャンと歌でつながる

2009年に結成された大阪在住の3人グループROYALcomfort(ロイヤルコンフォート)は、MVの総再生数が2000万を超え、19年に「TikTok」が行った次世代アーティスト応援プロジェクト「TikTok Spotlight」で数千曲の応募の中から最終受賞者の5組に選ばれるなど、ネクストブレイクとして期待されるアーティストだ。20年は飛躍の年として様々な活動を予定していたが新型コロナウイルスの影響で、現在もライブの活動自粛が続いている。そんな中、SNSを活用して音楽救済プロジェクト「SUKIYAKIPROJECT」を立ち上げ、自らの力で全国総勢約90組のアーティストとつながり、YouTubeから歌を通してメッセージを届けた。そう、音楽の届け方もこのピンチを機に大きく変わろうとしている。今回のプロジェクトや今後の活動についてボーカルのKAY-Iに聞いた。

ROYALcomfort (左から)KAY-I(Vocal)、ROVER(DJ&track maker)、BGY(RAP)
ROYALcomfort (左から)KAY-I(Vocal)、ROVER(DJ&track maker)、BGY(RAP)

2020年、ネクストブレイクアーティスト「ROYALcomfort」インタビュー

 2009年に結成された大阪在住の3人グループROYALcomfort(ロイヤルコンフォート)は、MVの総再生数が2000万を超え、19年に「TikTok」が行った次世代アーティスト応援プロジェクト「TikTok Spotlight」で数千曲の応募の中から最終受賞者の5組に選ばれるなど、ネクストブレイクとして期待されるアーティストだ。20年は飛躍の年として様々な活動を予定していたが新型コロナウイルスの影響で、現在もライブの活動自粛が続いている。そんな中、SNSを活用して音楽救済プロジェクト「SUKIYAKIPROJECT」を立ち上げ、自らの力で全国総勢約90組のアーティストとつながり、YouTubeから歌を通してメッセージを届けた。そう、音楽の届け方もこのピンチを機に大きく変わろうとしている。今回のプロジェクトや今後の活動についてボーカルのKAY-Iに聞いた。

――リモートプロジェクト「SUKIYAKIPROJECT」立ち上げたきっかけを教えてください。

「立ち上げたのはコロナ禍でエンタメ業界が影響を受けて、ライブがバタバタとなくなっていった時期でした。僕らも2月後半以降すべてのライブが終止や延期となり困っていたので、同じような想いをしてるアーティストと一緒に作品を残せれば面白い事できるんじゃないかと思ったのがきっかけです」

――プロジェクトから生まれた楽曲「ONE」に込めたメッセージとは?

「『人と人がガッチリ手を握りあうことで、困難な状況も乗り越えていこう』というメッセージを込めました。そして、『何もしないのではなく共に動き出そう』と。この状況下で不安になることって人は絶対あると思うのですが、その支えというとおこがましいですが、少しでも力になればと思いました。僕ら自身もこの楽曲を通して新しい出会いがあったり、いろんなアーティストの想いや歌詞や歌声に力をもらっている部分はありますね」

――総勢90名という参加人数には驚きました。

「ツイッターで『曲でもやりませんか?』と募ったら、想像以上の連絡が来て(笑)。ライブの経験があり、参加希望してもらった方全員に参加していただきました」

――90名はどのくらいの期間で集まったのでしょうか?

「ほぼ3~4日で集まりました」

――もの凄い短期間ですね!驚きました。でも90名をまとめていく作業は大変だったと思いますが。

「そうですね。特にメンバーのROVERが90人分のボーカルをMIXさせる処理を全て担当したのですが、それが膨大な量で大変でしたね。ある程度こちらでスパッとスケジュール含めて決めさせてもらって進めさせていただいたのですが、みなさんもライブができなくて何かしたいという想いは同じだったので作業も早く、進めやすかったです」

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