片岡鶴太郎、主演女優と「エロっぽく踊ってやった」 熱演するも結果は全カット
俳優の片岡鶴太郎が5日、都内で行われた映画『カタオモイ』の公開記念舞台あいさつに登壇した。本作にまつわる撮影の裏話を明かして会場を笑わせた。
監督はカット理由について「いろいろ編集の結果…」
俳優の片岡鶴太郎が5日、都内で行われた映画『カタオモイ』の公開記念舞台あいさつに登壇した。本作にまつわる撮影の裏話を明かして会場を笑わせた。
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同作は、『れいこいるか』(2020年)のいまおかしんじ監督が手がけるラブストーリー。結婚生活20年を過ぎた人妻・杉下可南子(丸純子)と青年・謙一(細田善彦)の恋愛模様をロマンチックかつコミカルに描き出す。片岡は、可南子が働く食堂の店主を演じた。
今作で多くのシーンに出演するも、撮影は1日で終わったという片岡。ダブル主演の一人、丸の印象を問われて「明るいチャーミングなかわいい女性」と答え、「それでね、『おはようございます』と初めてお会いして、いきなり絡みっぽいシーンがあったんですよ」と告白。
「私がカウンターで、(丸演じる可南子が)バイトなので、カウンター座って携帯(電話)をカタカタ見ている。それを私が後ろから見ている。そしたら、そのときに肩をもんでるんですよね。肩をもんでるうちに、だんだんだんだんお互いが引かれ合っちゃう(笑)。ちょっと、エロティックな盛り上がり方をしていく、というのを監督が演出した。初日の一発目でそのシーンだった。もう、このシーンだけで力が抜けちゃったんです(笑)。思いっきり2人でエロっぽく踊ってやったんですよ、けっこう濃厚に」と説明。
丸も「緊張しましたもん」と照れる中、片岡は話を続けて「それやっちゃったら吹っ切れた。さすがに監督の演出だなと思った。それやっとくと(力が)抜けて、その後のシーンがうまく撮れるだろうという、そういう思いでやってくれたのかな~、と思った。でも試写見たら、そのシーン、全部カットになってた」と暴露。会場に笑いが巻き起こる中、「つまり、後のシーンを撮りやすくするためのイベントだったんだろうな~」と解釈して自身も笑った。
いまおか監督は「そんなことないです」とすぐさま否定。「バリバリ使う気で撮っていた。いろいろ編集の結果……」と理由を語る一方、片岡は「全体通してバランス見ると、流れからすると、気合い入ってサービスしたところもある。流れからすると、あのまんまだったら、ちょっと違う作品になっちゃってた。うまいこと引き算して頂いた。私のためにも、純子ちゃんのためにも、映画のために、スポンと切って頂いて良かった」と監督の判断を称えた。
舞台あいさつには細田、そして平井亜門、中村守里も出席した。