NHK『アナウンサーたちの戦争』小日向文世、眞島秀和らが出演 「いろんな思いで見ていただけたら」

俳優の小日向文世、眞島秀和らが8月14日放送のNHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』(午後10時)に出演することが13日に発表された。そのほか、水上恒司、降谷建志、忍成修吾、河井青葉、石川恋、古屋呂敏、水間ロンの出演も決定した。

小日向文世
小日向文世

8月14日放送のNHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』

 俳優の小日向文世、眞島秀和らが8月14日放送のNHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』(午後10時)に出演することが13日に発表された。そのほか、水上恒司、降谷建志、忍成修吾、河井青葉、石川恋、古屋呂敏、水間ロンの出演も決定した。

 太平洋戦争では、日本軍の戦いをもう一つの戦いが支えていた。ラジオ放送による「電波戦」。ナチスのプロパガンダ戦に倣い「声の力」で戦意高揚・国威発揚を図り、偽情報で敵を混乱させた。行ったのは日本放送協会とそのアナウンサーたち。戦時中の彼らの活動を、事実を元にドラマ化して放送と戦争の知られざる関わりを描く。

 以下、キャストのコメント全文。

○小日向文世
「ラジオは、困っている人に呼び掛けられる、知らない国の知らない人たちにいろんなことが伝えられるという思いで始まり、アナウンサーたちが『前畑頑張れ!』のオリンピック中継など華々しく活躍するようになりました。一方で、アナウンサーたちが戦争という時代に巻き込まれ、散り散りになっていく歴史もありました。戦争がなくならない今の時代だからこそ、いろんな思いで見ていただけたらと思います」

○眞島秀和
「骨太な脚本とキャスト陣の中に、一員として参加できて嬉しいです。戦争の時代に、情報を発信するアナウンサー達が飲み込まれていく様は、今の時代を生きる私達に深く刺さるものがあると思います。どうぞお楽しみに」

○水上恒司
「流れというものは不思議なもので、戦火に散っていく人間を今年だけでも2度演じさせて頂く機会を頂けるとは思っていませんでした。今回のNHKスペシャル、ドラマ『アナウンサーたちの戦争』はアナウンサーにフォーカスを当てた作品となっており、私も一視聴者としてどんな作品になるかとても楽しみにしています。アナウンサー達の戦争を観た後の皆さんの中には、はたして何が残るのでしょうか」

○忍成修吾
「台本を読んで感じたのは、この作品のテーマとなっている『情報の伝え方の怖さ』というものが現代でも同じように感じる、という事でした。演じた水本はまさにその象徴となる人間でした。あの時代だからというわけではなく、また同じ事が繰り返されるかもしれない。自分の中にも様々な問いかけをしてくれる作品でした」

○河井青葉
「撮影が終わり、こうしてコメントを考えている今も、物語の結末には気持ちに折り合いがつけられない苦しさを感じます。戦争で失うものは命だけではない。今を生きるものとして戦争の過ちについては考え続けなければなりません」

次のページへ (2/2) 【写真】『アナウンサーたちの戦争』に出演する忍成修吾
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