仲野太賀、父・中野英雄と親子出演 松岡茉優&窪田正孝のW主演映画『愛にイナズマ』追加キャスト解禁

俳優の松岡茉優と窪田正孝がダブル主演を務める映画『愛にイナズマ』(10月27日公開)の追加キャストとして、仲野太賀、趣里、三浦貴大ら9人の出演が28日に発表された。

仲野太賀、趣里、高良健吾、MEGUMI、三浦貴大、益岡徹、中野英雄、北村有起哉(左上から時計回り)【写真:(C)2023「愛にイナズマ」製作委員会】
仲野太賀、趣里、高良健吾、MEGUMI、三浦貴大、益岡徹、中野英雄、北村有起哉(左上から時計回り)【写真:(C)2023「愛にイナズマ」製作委員会】

10月27日公開 石井裕也監督最新作

 俳優の松岡茉優と窪田正孝がダブル主演を務める映画『愛にイナズマ』(10月27日公開)の追加キャストとして、仲野太賀、趣里、三浦貴大ら9人の出演が28日に発表された。

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 石井裕也監督最新作となる本作は、だまされて大切な夢を奪われた花子(松岡)と空気の読めない不器用な正夫(窪田)が運命的な出会いを果たし、10年以上音信不通だった花子のどうしようもない父(佐藤浩市)と、2人の兄・長男の誠一(池松壮亮)、次男の雄二(若葉竜也)の力を借りて、夢を奪った社会に反撃を仕掛ける痛快ストーリーだ。アフターコロナの世界を舞台に、不器用でも精一杯生きる人々を、ロマンスと希望とユーモアをちりばめながら圧倒的熱量で描き出す。

 今回追加キャストとして明らかになったのは、松岡演じる花子と窪田演じる正夫を取り巻く9人の俳優陣。社会から理不尽で衝撃的な仕打ちを受ける新人俳優役には、仲野、徹底的にマニュアルを遵守する機械のような携帯ショップの店員役には、次期NHK連続テレビ小説『ブギウギ』のヒロイン役が決定している趣里、前時代的なパワハラ社長役を高良健吾、責任逃れをする卑怯な映画プロデューサー役をMEGUMI、自己中なセクハラ助監督役を三浦、従業員の人生を大切にする運送会社の社長役に北村有起哉、社会の不条理を知りながらも懸命に生きる料理屋の店主役を益岡徹が演じる。そのほか、中野英雄、鶴見辰吾(声の出演)ら日本を代表する名優たちが集結。

 キャストのコメントは下記の通り。

○仲野太賀
「俳優という職業の危うさ、俳優のみならず時代の流れに抗いようのない人間の弱さを表現出来ればと思い臨みました。僅かなシーンでも、責任と挑戦を与えてくれた石井監督に感謝します。完成作を拝見したのですが、俳優陣の最高の演技合戦に惚れ惚れしました(実際は大爆笑)。あのシーンもう一回観たいな……是非楽しみにしていてください!!」

○趣里
「初の石井組、とても嬉しかったです。少しの参加でしたが、素晴らしいキャストスタッフのみなさんと、心地よい緊張感の中お芝居できたこと、現場を楽しむということを、石井さんが導いてくれて、自分の財産となりました。石井ワールド!ぜひお楽しみください」

○高良健吾
「20歳の頃に石井裕也さんの監督作品『ガール・スパークス』を観て衝撃を受け、それから石井裕也さんの作品は注目して追いかけていました。そして、やっと念願の石井組。台本が届いた時は嬉しかったですね。出番は少しですが現場を満喫する事ができました。現場の印象的な記憶といえば芝居を見つめる石井さんの目、姿勢。怖くて、信頼できる、大きな存在でした。緊張したなあ、笑 オリジナル脚本の『愛にイナズマ』が、どんな仕上がりになっているのか僕自身も楽しみです」

○MEGUMI
「石井組に初参加させていただきましたが、こういう役は意外とやったことがなくて難しかったです。悩みながらも皆さんからたくさんの刺激をいただいて、ものすごく楽しくお芝居をさせていただくことができました」

○三浦貴大
「こんなやついてほしくない。でもどこかにはいそう。そんな人物を目指して、荒川を演じました。改めて、演技は自由で、困難で、楽しいものだと、石井監督に教えてもらいました。『愛にイナズマ』楽しんでください」

○鶴見辰吾
「試写を観終わってすぐ、石井さんの最高傑作なんじゃないかと感じた。自分が関わってる作品なのに、構わず大きな拍手を送った。唸らせるのは、友人の中野英雄が太賀と親子共演してたこと。これが親子の初共演? 何はともあれ、タイトル通り、愛に溢れた映画だ。観劇後に自分の家族や友人を思い出しながら余韻に浸って欲しい」

○北村有起哉
「まずこの映画を見て、もうコロナ禍を忘れかけてた自分にギクリとした。ついこないだのことなのにヒリヒリと思い出しながら。この家族を眺めてて、まさに突発的にうたれました、いくつもの落雷に。マスクをしたことがある人にぜひ見ていただきたいです」

○益岡徹
「一回だけの人生、なにか苦しいことがあっても、一人で抱え込む事ことはない。家族や友人だけではない、助けてくれる誰かは、味方になってくれる誰かは、きっといる、大丈夫だと、人が人と関わる事を、ぼんやりと忘れてしまってたことを、思い出させてくれました」

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