俳優の広瀬すずが主演を務めるTBS系連続ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』（火曜午後10時）の第3話が1月31日に放送された。広瀬演じる浅葱空豆は、雪平爽介（[Alexandros]・川上洋平）と水族館デートに行く。

　本作は、九州の片田舎で育った空豆が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・海野音（King & Prince・永瀬廉）と運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる青春ラブストーリー。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　爽介と異文化交流会という名の婚活パーティーを抜け出し、ドライブに出た空豆。突然かかってきた電話に出ると、婚約が破棄になったことを矢野翔太（櫻井海音）から聞いた祖母・浅葱たまえ（茅島成美）に「あんたなにやっとっと？　どこにおっとね！　帰って来んね！」と問い詰められる。その場しのぎで東京で結婚すると答えては、隣で運転する爽介に「私と結婚しませんか？」と問いかけた。

　数日後、空豆は下宿先の大家であり爽介の母でもある雪平響子（夏木マリ）からもらったチケットで爽介と水族館デートに行く。そして、同じチケットを2枚もらった音もまた、謎の美女と2人で同じ日に水族館に来ていた。その姿を見かけた空豆は「1人で2回行くんじゃなかと……」とつぶやくも、爽介とのデートを楽しむ。

　水族館を出て、ご飯を食べているときに爽介は空豆にミズクラゲの指輪をプレゼントした。そして、2人で歩いているところで、ドレスを見つけて感動する空豆。

　一方、音が一緒に水族館に行った女性は、アルバイト中に「一目惚れしたの」と電話番号を書いたメモを渡してきたことをきっかけに知り合った菅野セイラ（田辺桃子）だった。しかし、水族館を出た後、セイラから突然「母が病気だからお金を貸してほしい」と頼まれる。怪しく思った音は彼女を問い詰めると「いい人そうだったから」と詐欺目的で近付いたことを明かされた。セイラは、浪費家の妹の借金を代わりに払っていた。音は今後電話をしてこないように告げるが「どうしても、人の声聞きたいときあって。死にたくなるときとか、ない？」と聞かれ、「出られたら出る」と答えるのだった。

　爽介からの指輪を受け取った空豆はプロポーズされたと思い込み、式の準備をし始めるが、爽介にはニューヨークに住む彼女・メアリーがいたのだった。互いに結婚の理由が「メアリーに別れることを納得させるため」「実家のエレベーターの費用300万円を払ってもらうため」という目的のためだったことを認めた2人は、結婚を前提としたお付き合いをするのを辞め、別れる。

　そんななか、空豆にトイレに行くと伝えたきり、姿を消した空豆の母・塔子（松雪泰子）が日本に帰国していた。

　そして、その夜、音は空豆に自分の作った曲が地方の温泉のCMのBGMに決まったことを報告し、曲を聞かせた。「音はすごかね。人の心を動かすとね」と感動した空豆は心沸き立つものがあるかと聞かれ、「ある。音にも見せたか～」と音を連れ出し、一度は爽介と見たウエディングドレスをながめる。

　婚約が破棄になったことを知ったたまえから宮崎までの飛行機のチケットを受け取った空豆はついに地元に帰ることを決断するが、音が「帰るなよ」と言葉をかけた。

　放送後には「惚れてまうやろーーーーーー」「破壊力！」「言われたいし、言われたら帰らない！」と最後の音の一言にトキめく視聴者が多く見られた。