香里奈、『100万回 言えばよかった』出演決定 今後のキーマン役に「先の展開が読めません」
俳優の香里奈がTBS金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』(午後10時)で、主演の井上真央と初共演を果たすことが25日に分かった。
悠依と直木の里親生活時代を知る尾崎莉桜を演じる
俳優の香里奈がTBS金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』(午後10時)で、主演の井上真央と初共演を果たすことが25日に分かった。
本作は、愛する人を突然失ってしまった相馬悠依(井上)、魂だけになってもそんな悠依をそばで見守る鳥野直木(佐藤健)、そして死の真相を追う刑事でありながら、直木の唯一の媒介者として悠依に関わっていく魚住譲(松山ケンイチ)の3人が関わり合いながら、“当たり前のことは、決して当たり前ではない”というメッセージを伝えるとともに、“その当たり前がどんなに愛おしくかけがえのないものか”を改めて訴えかける、脚本家・安達奈緒子氏が描く完全オリジナルの“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー。
20日放送の第2話で悠依、直木、譲は直木が覚えていない空白の時間を知るべく動いていた。直木は里親の広田勝(春風亭昇太)からかつて広田家で一緒に暮らしていた尾崎莉桜(おざき・りお)の私物を渡してほしいと頼まれていた。居場所が分からなくなっていた莉桜を探すため、莉桜の中学時代の友人で殺害された高原涼香(近藤千尋)と連絡を取っていた直木。涼香は金に執着があり、勝から渡された莉桜の私物の中に多額の現金があったことから、直木と譲は莉桜が事件に関わっているのではと疑う。一方、悠依は直木の空白の時間を探るために、莉桜と会う約束をしていた。
直木の空白の時間が徐々に明らかになる中、今後の物語の重要なキーマンとなる新たなキャストに香里奈が決定。多感な時期を一緒に過ごしたが、20年音信不通だった尾崎莉桜を演じる。昔から何かと問題を起こしており、これまで2度の逮捕歴がある莉桜は、高校2年生の時、一時的に広田家へ預けられていた。大人に不信感を抱いていた莉桜だったが、生来の面倒見のいい性格から悠依や直木には優しく接し、悠依も直木も莉桜を好いていた。だがある日突然、莉桜は広田家から姿を消してしまい、以後音信不通のままだった。
香里奈は本作で主演を務める井上と初共演。佐藤とは2020年に放送された火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』で共演しており、佐藤演じるドS医師の姉を演じ話題に。松山とは11年に公開した映画『うさぎドロップ』以来、12年ぶりの共演となる。
本作への出演に香里奈は「絶対的信頼感のある(プロデューサーの)磯山さんの作品にまた出演させていただけることをすごくうれしく思います。今回はオリジナル作品なので、先の展開が読めませんが、台本を拝見しながらこの先が楽しみでなりません。井上さんとは今回初共演ですが、一緒にお芝居をしていても安定・安心感があり、とても頼りになる方だなと思っていますし、今後、同じシーンでの撮影も楽しみです」と今後の展開に期待した。
そのほかの共演者については、「佐藤さんは、『恋つづ』での姉弟(きょうだい)役で共演した以来となりますが、今作は前作と全く違った役柄、関係性なので、その違いも視聴者の皆様に楽しんでいただけたらうれしいですし、今後どのように絡んでいくか私自身も注目しています! 松山さんとは映画でご一緒した以来です。まだ一緒のシーンがなく、残念ながらお会いできていませんが、雰囲気、空気感が独特で、画面を通してみても、いつも不思議と引き込まれるようなお芝居をされているなと感じています」と印象を語った。
本作の魅力を「せつない話なのかなと思いながら笑えるところもあると思うので、楽しみながらファミリーで見られる作品なのかなと思っています。サスペンス要素も加わり、見どころがたくさんあるので、考察も楽しみながら是非ご覧ください」とアピールした。