「生吹き替えができるのは日本の映画祭だけ」 戸田恵子、イベントは「快感ですね」
声優、ナレーターとして活躍する女優の戸田恵子が11月2日に、東京・二子玉川で開催の映画祭「29thキネコ国際映画祭」のオープニングセレモニーにゲストとして登壇し、映画の生吹き替えを行った。映画祭は2日から6日まで開催される。
「29thキネコ国際映画祭」にゲストとして登壇
声優、ナレーターとして活躍する女優の戸田恵子が11月2日に、東京・二子玉川で開催の映画祭「29thキネコ国際映画祭」のオープニングセレモニーにゲストとして登壇し、映画の生吹き替えを行った。映画祭は2日から6日まで開催される。
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今回のキネコ国際映画祭でジェネラル・ディレクターを務める戸田は、セレモニーで中山秀征・横山だいすけ・イモトアヤコとともにインド映画「笑顔で」のライブ上映で生吹き替えを担当。顔の筋肉を動かせない「メビウス症候群」を患い、笑うことができない主人公の少年・アリの声を演じた。
報道陣からイベントの感想を聞かれた戸田は「ライブで吹き替えをするということが日本の映画祭の醍醐味で、海外の映画祭に行かせていただくこともあるんですけど、こんなことができるのは日本だけなんですよ」と明かす。
「海外だとたいていは通訳の人から説明を受けるだけで終わってしまうんですけど、だから海外の監督さんやプロデューサーの方は、日本の映画祭に行くとびっくりして帰られるんです」と、日本の映画祭での「生吹き替え」が独特なことを話した。
「100分強の作品もライブで心臓を悪くしながら(笑)、やることもあるんですけど、やっていて思うのは、これだけの人数が集中して見てくれているのが本当によくわかって、快感ですね。普段の収録の仕事では(観客の様子が)わからないので、皆さんがすごく集中して観てくれるのがとても嬉しいです」と生吹き替えを演じる感想も語った。