市川由紀乃、苦節乗り越えデビュー30周年「舞台に立てるのは人生の奇跡」 リサイタルでファンに感謝
歌手の市川由紀乃が7日、東京・渋谷区の「LINE CUBE SHIBUYA」(旧・渋谷公会堂)で「市川由紀乃リサイタル2022ソノサキノユキノ」を開催した。取材会にも出席し、デビューから30周年を迎えた今の心境を語った。
「市川由紀乃リサイタル2022ソノサキノユキノ」を開催
歌手の市川由紀乃が7日、東京・渋谷区の「LINE CUBE SHIBUYA」(旧・渋谷公会堂)で「市川由紀乃リサイタル2022ソノサキノユキノ」を開催した。取材会にも出席し、デビューから30周年を迎えた今の心境を語った。
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毎年秋にリサイタルを行っている市川。デビュー30周年を迎えた今年は、タイトルを自ら考案した「ソノサキノユキノ」として開催する。この日は報道陣に、「雪恋華」の歌唱の様子を披露。赤い着物風のドレスを身にまとい、男性俳優との芝居を交えながら世界観を表現した。
市川は「今年もリサイタルができて幸せ」と声を弾ませ、「30周年の節目。集大成としてデビュー曲から今までのシングルの歴史を皆さんに聞いていただくのが多いと思うのですが、私はずっと歩き続けてきたわけではなく途中お休みもあった。今回のタイトルのように『その先の市川由紀乃』が表現したい歌世界や、これからチャレンジしたい曲を選曲しました」とリサイタルに込めた思いを語った。
93年8月にデビューして今年で30年目を迎えるが、02年から約4年間活動を休止したこともあり「胸を張って30年目というのは全くない」と謙遜。「今、こうして舞台に立っていることが人生の奇跡だと思っています。皆さんと同じ時代を生きて歌を歌える。本当に幸せで、ありがとうございますという感謝しかないです」と頭を下げ、「振り返るよりもとにかく前を向いて、“ソノサキノユキノ”という名のゴールに向かって走り続けたい」と意気込んでいた。
今後の目標を問われると「演歌や歌謡曲を軸にいつかその世界を極めたいと思いつつ、シャンソンやジャズ、アニソンとか……音楽全てが好きなので、幅広いジャンルにもチャレンジしていける歌い手になりたい」と目を輝かせていた。