山崎賢人主演の日曜劇場「アトムの童」、追加キャスト10人発表 ハナコ岡部ら芸人も出演

俳優の山崎賢人が主演を務める10月期のTBS日曜劇場「アトムの童(こ)」(午後9時)の追加キャスト10人が発表された。お笑いトリオ「ハナコ」の岡部大、馬場徹、戸田菜穂、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅らが出演する。

「アトムの童」追加キャスト10人が発表【写真:(C)TBS】
「アトムの童」追加キャスト10人が発表【写真:(C)TBS】

皆川猿時がTBS日曜劇場に初出演

 俳優の山崎賢人が主演を務める10月期のTBS日曜劇場「アトムの童(こ)」(午後9時)の追加キャスト10人が発表された。お笑いトリオ「ハナコ」の岡部大、馬場徹、戸田菜穂、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅らが出演する。

 本作は、「相棒」「相棒 season18 テレビ朝日開局60周年記念 元日スペシャル」「この恋あたためますか」を手がけた神森万里江による完全オリジナルストーリー。ゲーム業界を舞台に、若き天才ゲーム開発者が大資本の企業に立ち向かう姿と、周囲の人たちとの関わりによって成長していく姿を描く。

 本作では若き天才ゲーム開発者・安積那由他(あづみ・なゆた)役で山崎、その那由他の過去を知る重要人物・菅生隼人(すごう・はやと)役で松下洸平、老舗玩具メーカー「アトム玩具」の一人娘・富永海(とみなが・うみ)役で岸井ゆきのの出演がすでに発表されているが、このたび、新たな出演者として岡部、馬場、六角慎司、玄理、飯沼愛、戸田、皆川猿時、塚地、でんでん、風間杜夫の総勢10人が決定した。

 岡部はお笑い芸人として活動するかたわら、火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」への出演をはじめ俳優としても活躍。来年放送のNHK大河ドラマへの出演も決まっている。今作で演じるのは、山崎演じる那由他が間借りしているネットカフェの店長・森田聡(もりた・さとし)。森田は那由他の学生時代の先輩であり、那由他が若き天才ゲーム開発者の「ジョン・ドゥ」であることを知る数少ない人物だ。

 馬場は2014年放送の「ルーズヴェルト・ゲーム」以降、日曜劇場のドラマにほぼ毎年出演している。本作で演じる井手大(いで・まさる)は、岸井演じる海が「アトム玩具」を継ぐ前の勤務先である「やよい銀行」の融資担当。17年放送の「陸王」でも銀行の企業融資担当役を演じており、そのときはクールで感情の見えない人物だったが、本作では海にとって頼れる先輩で、ゲーム業界にもくわしいという役どころだ。

 コントユニット「ジョビジョバ」のメンバーであり、俳優として数々のドラマや映画であらゆる役柄を演じてきた六角。日曜劇場への出演は「日本沈没―希望のひと―」以来。本作では那由他が後に戦いを挑む大資本の企業「SAGAS(サガス)」の社長秘書・吉崎誠(よしざき・まこと)を演じる。

 日本のみならずアメリカや韓国映画でも活躍する玄理は、ゲーム販売やインディー開発者の手助けをするパブリッシャー・相良晶(さがら・あき)を演じる。松下演じる隼人とは昔から付き合いがあり、「アトム玩具」が開発するゲーム製作・販売に大きく関わることになる。

戸田菜穂の日曜劇場出演は09年放送「JIN-仁-」以来

 21年のTBSスター育成プロジェクト「私が女優になる日_」で約9000人の中から初代グランプリに選ばれた飯沼。その後、「この初恋はフィクションです」でドラマデビューにして初主演を務め、現在放送中のドラマストリーム「パパとムスメの7日間」でも主演を務めている。本作では、岡部演じる森田が経営するネットカフェのアルバイト店員・杉野結衣(すぎの・ゆい)を演じる。

 近年、ドラマや映画の出演作が続く戸田。日曜劇場への出演は09年放送の「JIN-仁-」以来となる。本作では那由他と隼人の過去を知る緒方奏絵(おがた・かなえ)を演じる。

 クセのある役から人情派まで幅広く演じ分け、大人計画の舞台で鍛えられた笑いの瞬発力も抜群の皆川は、日曜劇場への出演は本作が初めて。海が勤める「やよい銀行」神田支店の支店長・小山田賢雄(おやまだ・けんゆう)を演じる。「やよい銀行」は「アトム玩具」と「SAGAS(サガス)」のメインバンクであり、今後のストーリーに「やよい銀行」が関係してくる。

 俳優としてもキャリアを重ねており、その演技力に定評がある塚地。本作では「アトム玩具」の技術を支える造形師・各務英次(かがみ・えいじ)を演じる。カプセルトイ用のフィギュアを製作していて、若手社員の指導にもあたる。

 これまでも数々の作品を盛り上げてきたでんでん。現在放送中の金曜ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」の第3話に映画監督役でゲスト出演し、物語に深い味わいを残した。本作で演じるのは「アトム玩具」専務の八重樫謙吾(やえがし・けんご)。会社の生き字引で仕事に誇りを持っていて、塚地演じる各務とともに従業員の教育係で、海の“爺や”でもある。

 風間は21年、日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」で日本が世界に誇る自動車メーカーの会長を演じた。本作では、海の父親であり、小規模経営ながら日本の精巧なものづくり技術を世界に知らしめた「アトム玩具」の2代目社長・富永繁雄(とみなが・しげお)を演じる。金儲けは二の次で「ルーブル美術館に置いてもらえる玩具を作る」という夢を持っている。

 多彩な俳優陣を迎えて繰り広げられる濃密な人間模様。若き天才ゲーム開発者と経営者たちが、夢とプライドをかけてゲーム業界に挑む。世の中のすべての挑戦者たちに贈る「アトムの童」に注目が集まる。

※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき

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