小松菜奈、余命10年の難役に挑み「燃え尽きた」 撮影回想し涙「この日迎えられ幸せ」
女優の小松菜奈が24日、都内で行われた映画「余命10年」(3月4日公開)のジャパンプレミアに出席。不治の病にかかり余命10年となった役を演じた小松は「演じ終えて亡骸状態だった。燃え尽きたという気持ちが大きかった。次の仕事に進めないくらいで、不思議な出来事だった」と神妙な面持ちで振り返った。
3月4日公開の映画「余命10年」ジャパンプレミア
女優の小松菜奈が24日、都内で行われた映画「余命10年」(3月4日公開)のジャパンプレミアに出席。不治の病にかかり余命10年となった役を演じた小松は「演じ終えて亡骸状態だった。燃え尽きたという気持ちが大きかった。次の仕事に進めないくらいで、不思議な出来事だった」と神妙な面持ちで振り返った。
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撮影は異例の1年間。茉莉を演じた小松は病状が悪化していく過程を表現するため「常に減量していた」と明かし、「現場でご飯を食べられないので持参したご飯を食べていた。うなぎの差し入れいいなぁ、おいしそうなだなぁって思っていた。そしたら撮影中におなかが鳴っちゃって(笑)。常におなかが鳴っていた現場だった」と苦笑しながら語った。
小松が減量について話すと、母親役を演じた原日出子が「みるみるうちに痩せていく。終えたらおいしいものを食べに行こうねって話していた」と撮影を思い出したのか涙ながらに話した。
また、小松も「この企画の話をいただいてから、本当に色んな物語があって……」と話したところで耐えきれず、涙する場面も。指で拭いながら「こうして完成できたこと、ここに立っていることがうれしい。この映画がこれから、たくさんの人に届いてほしいと願っている。この日を迎えられて幸せ」と感慨深く話していた。
本作は、2017年に発売されSNSを中心に話題となった小坂流加氏による同名恋愛小説が原作。不治の病により余命10年と知った20歳の茉莉は「もう恋はしない」と決意するも、和人と出会い、次第に心が動き出していくというストーリー。ジャパンプレミアには坂口健太郎、山田裕貴、奈緒、黒木華、松重豊、藤井道人監督も登壇した。