前澤友作氏、宇宙滞在は「短かった」 ISSで実際にできたのは100個中「70から80個」
日本人初の民間人宇宙飛行士としてISS(国際宇宙ステーション)への渡航・滞在を成功させた実業家の前澤友作氏が22日、モスクワで帰還報告記者会見をオンライン形式で行った。前澤氏は今月8日から20日までの約12日間にわたり宇宙飛行とISS滞在を実現。宇宙での思い出を振り返った。
オールナイトニッポン出演や“お金贈り”など宇宙から話題振りまく
日本人初の民間人宇宙飛行士としてISS(国際宇宙ステーション)への渡航・滞在を成功させた実業家の前澤友作氏が22日、モスクワで帰還報告記者会見をオンライン形式で行った。前澤氏は今月8日から20日までの約12日間にわたり宇宙飛行とISS滞在を実現。宇宙での思い出を振り返った。
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ZOZO創業者でスタートトゥデイ社長の前澤氏は8日、ソユーズ宇宙船でカザフスタンのバイコヌール宇宙基地を出発。ISSとドッキング後は、宇宙から撮った地球の映像をYouTubeチャンネルで配信したり、無重力空間の生活事情を紹介。ラジオ番組「オールナイトニッポン」に生出演したほか、自らのプロジェクト「宇宙からのお金贈り」を実行するなど、多くのチャレンジが話題を呼んだ。20日にカザフスタンに着陸し、地球に無事帰還していた。
前澤氏は、宇宙滞在が長かったか短かったかを聞かれると、「短かった」と即答した。理由については「慣れるまでに3、4日かかりました。慣れてからもうちょい、いたかった。理想的に言うと、20日ぐらいはいれたらうれしかったです。ただ30日は長いです」と語った。
宇宙に行く前は、ISSでやりたいことについて「100個やることを決めています」と明言していた。実際に実現できたかの質問には、「100個中、70から80個はできたと思います。20、30個はできませんでした」と明かした。
会見には、宇宙飛行に同乗したアレクサンダー・ミシュルキン宇宙飛行士(ロシア)と、前澤氏の関連会社役員でカメラマンとして同行した平野陽三氏も出席した。
民間人のISS滞在は日本人としては初で、世界でも10人目。日本人の商業宇宙飛行としては、秋山豊寛氏以来31年ぶり2人目となった。