監督＆脚本・原田眞人と主演・岡田准一のタッグで10月15日から公開となる映画「燃えよ剣」の新たな場面写真が解禁となった。土方歳三に“完全憑依”した岡田の姿が公開された。

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　岡田に加え、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明ら豪華俳優陣が集結する同映画。江戸時代末期、黒船来航後の激動の幕末を舞台に、わずか6年だけ存在した「新選組」の志士たちの生きざまを描くスペクタクル・エンターテインメント超大作だ。

　解禁となった場面写真には、土方歳三本人の現存する肖像写真と同じように、断髪・洋装で椅子に座る岡田の姿が映し出される。「武士になる」という熱い夢を胸に、武州多摩の“バラガキ”から新選組副長の座まで上り詰めたが、時流は一気に倒幕へと傾き、激しい戦地では多くの同志を失う。そんな敗色濃厚な戦いの中でも、最後まで武士道を貫いた土方。刀を強く握りしめ、真っすぐ先を見つめるその表情からは、武士としての誇りと哀愁、そして圧倒的な貫禄を感じさせる。

　同映画には各界からは絶賛のコメントが届いている。北村晴男弁護士は「日本にとって攘夷（じょうい）は正義か！　それとも攘夷思想に取り憑かれた不逞浪士を斬ることが正義なのか！　『もしその時代に生まれたなら、何を正義と考え、どう生きるのか』が問われている」とコメント。お笑い芸人のこがけんも「土方歳三と名刀・和泉守兼定との出会いが必然だったように、この作品と岡田准一の出会いもまた、必然だったのだろう。殺陣を自ら構築し新しい土方像を更新した岡田准一の鬼気迫る演技はそれを証明するのに十分だ。時代に迎合しないバラガキ（ならず者）の人生は、熱く、愚直で片時も目が離せない」と絶賛した。

　また、デザイナーのコシノジュンコは「これはただの時代劇ではなく、世界に誇れるJIDAIGEKI。思わず息をのむ圧倒的な映像美とスペクタルなシーン、日本建築の美しさを生かしたロケーションも素晴らしい。日本のあけぼのに向かう男の意志と意地。これこそ男の美学」と感想を口に。ジャーナリストの田原総一朗も「久々に見ることができた力のこもった映画であった。歴史上でみれば、新選組は、いわば保守反動である。朝廷を担いで明治政府を開いた薩長の敵である。だが『バラガキ』であった土方歳三たちは、そこに誠を見出して生命を奉じるのである。この映画では、彼らの誠がよく理解できる。感動した」と興奮を伝えている。