「女の子に生まれてよかった」―内田理央が原点“グラビア活動”で感じる喜びとは

女優、モデルとして活躍する内田理央(29)が、6月23日に20代ラストグラビアを収めた写真集「PEACH GIRL」(主婦と生活社)を発売。芸能界入り直後、「日テレジェニック」オーディションをきっかけに飛び込んだグラビアの世界。30歳を前にリリースした本作は、彼女が原点と語るグラビア活動の集大成といえる作品となった。初心を忘れずグラビア道を突き進む内田に、今作に込めた思い、自身のサブカル事情について聞いた。

20代最後の写真集「PEACH GIRL」を発売した内田理央【写真:ENCOUNT編集部】
20代最後の写真集「PEACH GIRL」を発売した内田理央【写真:ENCOUNT編集部】

テーマは「幼なじみ」から「ガールフレンド」に

 女優、モデルとして活躍する内田理央(29)が、6月23日に20代ラストグラビアを収めた写真集「PEACH GIRL」(主婦と生活社)を発売。芸能界入り直後、「日テレジェニック」オーディションをきっかけに飛び込んだグラビアの世界。30歳を前にリリースした本作は、彼女が原点と語るグラビア活動の集大成といえる作品となった。初心を忘れずグラビア道を突き進む内田に、今作に込めた思い、自身のサブカル事情について聞いた。(取材・構成=イシイヒデキ)

――5年ぶりの写真集は、どんな作品に仕上がりましたか。

「5年前の作品は大人っぽさを意識した作品だったのですが、今作は私の中にあったアイデアをすべて盛り込み、等身大でやりたいことを詰め込みました。男性にも女性にも楽しんでいただける作品に仕上がったと思っています」

――今作のテーマを教えてください。

「最初は幼なじみというテーマで撮影したのですが、完成したら『幼なじみにしては過激だね!』となり、若干、言い方を変えて『ガールフレンド』という感じになりました(笑)。男女ともにキュンとする、ドキッとするような存在、というテーマです」

――タイトルは「PEACH GIRL」となりました。

「おしりを連想させるピーチは、ジューシーでフレッシュなイメージ。それをガールフレンドのガールと合体させて、このタイトルが完成しました」

――10年前にリリースした写真集のタイトルは「oshirio」でした。デビュー当時から変わらず、おしりがチャームポイントですね。

「もともと、自分の中でコンプレックスだったのですが、グラビアがきっかけで、みなさんに褒めていただいて、自然とおしりがチャームポイントになりました」

――今作のタイトル案は20以上あったということですが、他にはどんな候補があったのでしょうか。

「プリプリなグラビアを撮りたいという願望があったので、『プリプリ』という候補もありました。でも、そのタイトルだと、“可愛い!”よりも“なんだこれは?”と思う人がいるかもしれないと思い、今回は英語だけど誰でも意味が分かるタイトルにしました」

――幼なじみ感、ガールフレンド感というのは、どのようにイメージしましたか。

「少年漫画が好きなので、幼なじみというと、小さな頃から一緒に育った女の子、好きだけどその思いを伝えられない、そんなイメージが強かったです。私は幼なじみがいないので、ずっとそういう関係に憧れていました。今作には『レトロかわいい』というテーマもあり、『タッチ』の南ちゃん(浅倉南)、『うる星やつら』のラムちゃんのような、80年代の作品に登場する、ドキッとするようなヒロイン、ガールフレンドのイメージも盛り込んでいますね」

――デビュー当時からグラビア活動を継続しています。グラビアを卒業する人もいる中で、内田さんが現在もグラビアを続ける理由とは。

「デビューのきっかけがグラビアだったので、自分の中でも大切にしている居場所です。今はモデルやお芝居の仕事もしていますが、自分を魅せるという意味でグラビアの経験が生きていると感じています。私は男の子に生まれたかったと思っていた時期があったのですが、グラビアは女の子に生まれてよかったと感じられるお仕事。そういう意味でも自分を肯定するものなのだと思っています」

――今作は20代ラストの写真集ですが、今後もグラビア活動は継続するのでしょうか。

「今後のことはまだ考えていませんが、今のところはやり残したことはありません。また需要があって、表現したいアイデアが浮かんだらやりたいのですが、今はもう燃え尽きました。20代の最後に、このような作品を出すことができてうれしいです」

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