枕元でモバイルバッテリーが爆発・炎上 実業家の自宅騒然 消防隊から「勇敢な行動」、とっさの判断

就寝中、モバイルバッテリーの発火によって大惨事寸前に……。誰の身に起きてもおかしくない事故の惨状を伝えるSNSの投稿が注目され、反響を集めた。枕元で炎が上がり、現場は騒然。危機一髪の一部始終に迫った。

枕元で発火したモバイルバッテリーの焦げ跡【写真:投稿者提供】
枕元で発火したモバイルバッテリーの焦げ跡【写真:投稿者提供】

爆発後の自室では「高さ50センチの炎が」

 就寝中、モバイルバッテリーの発火によって大惨事寸前に……。誰の身に起きてもおかしくない事故の惨状を伝えるSNSの投稿が注目され、反響を集めた。枕元で炎が上がり、現場は騒然。危機一髪の一部始終に迫った。

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「寝ていた→モバイルバッテリーが爆発し枕元が燃え始める→なんか熱くて飛び起きる→燃えていることに気付く→バスタオルを濡らして火にかけまくり鎮火→119に通報」

 8月下旬にSNSで自身の経験を明かしたのは、実業家のろじんこと湯川新太郎(@fiction_log)さんだ。鎮火後の枕元の焦げ跡を写した現場写真、現地に駆け付けた消防隊の映像などと共に投稿した。腕にやけどのけがを負い、髪も少し焦げてしまったという。

 湯川さんによると、事故が起きたのは朝9時頃で就寝中だった。「突然、火が腕に当たったので『熱い!』と思って飛び起きたんです。ただ、当時は寝ぼけていて、モバイルバッテリーが爆発したとは思っていなかったです。『何となくやけどした』程度の感覚で腕を冷やすためキッチンに行って、ベッドに戻ってみると、モバイルバッテリーがあった場所で直径40センチ程度、高さ50センチ程度の炎が上がっていました」

 湯川さんは「火が拡大して上の階の人の命が危なくなる」と判断し、まずは火を抑えようと思い立った。過去にテレビで見た炎への対処法を思い出したといい、「炎に近付くと危ないので、水でぬらしたバスタオルを遠くから何度も火元に投げました。10枚分に達した時点で、無事に鎮火できました」と振り返る。

 直後に119番に通報。自宅付近に野次馬が集まる中、駆け付けた消防隊が室内のベッドをベランダに移し、残火の可能性もあるため消火作業を進めた。湯川さんは「煙を吸っている」との理由で救急車で病院に搬送されたが、検査では異常がなく、腕のやけどは軽傷で幸いにも数日で治ったという。

 また、自身の迅速な対応について、消防隊から評価されたことを投稿で報告。現場では消防隊から「あなたの勇敢な行動が他の方への被害を無くしました」と褒められたという。

 衝撃の火災事故。湯川さんの投稿には「大事に至らなくてよかったです」「対応力凄すぎです」など、ねぎらう反響も多数寄せられたが、命の危険にさらされた九死に一生の経験には教訓も残る。

「モバイルバッテリーはもう使っていません。電子機器について通常の充電であっても、就寝中や外出時などに目を離したところで充電するのはやめました。投稿した理由としては『これほど恐ろしい経験をしてネタにしたいのはもったいない』という思いもありましたが、率直に『モバイルバッテリーには危険もある』と伝えたい意図もありました」

 なお、湯川さんの経験は一例であり、消防庁は公式サイトでモバイルバッテリーが発火した際には大声で周囲の人に「火災である」と知らせ、製品から離れて自身や周囲の人の安全を最優先に確保した上で、直ちに119番通報をするように注意喚起している。今や、スマートフォンと“ニコイチ”で欠かせない存在となったモバイルバッテリーだが、万が一、発火事故が起きた場合には冷静な対応が求められる。

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