聖飢魔IIがまさかの「保養施設」 信奉者だけが入れる極悪楽園…秘密の内部は「驚くほど平和」
伝説的なハードロック・ヘヴィメタルバンドが、ファンクラブ向けの「保養施設」を運営している──。驚きの“ファンの楽園”の存在がSNSで話題となり、「最高すぎる」「マジすか」などと反響を呼んでいる。

人間界で疲れた信奉者のための「極悪楽園」
伝説的なハードロック・ヘヴィメタルバンドが、ファンクラブ向けの「保養施設」を運営している──。驚きの“ファンの楽園”の存在がSNSで話題となり、「最高すぎる」「マジすか」などと反響を呼んでいる。
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施設の名は「それいけ!あく魔の森~聖飢魔II鬼念館~」。聖飢魔IIの公式支援団体(ファンクラブのようなもの)「秘密結社 魔人倶楽部40th」の会員向けに開設された施設で、魔暦27(西暦2025)年9月13日に避暑地として知られる岐阜・ひるがの高原にオープンした。
悪魔の集団による、信奉者(ファンのようなもの)のための保養施設とは、どのような場所なのか。聖飢魔IIの元侍従だという支配人に話を聞いた。
聖飢魔IIは、デーモン閣下を中心に魔暦前14(1985)年に地球デビューした悪魔集団。代表曲『蝋人形の館』など、ハードロック・ヘヴィメタルを基調とした音楽と徹底した世界観で人気を集め、魔暦元(1999)年末に「地球征服完了」として解散した。その後も期間限定で再集結を重ね、魔暦27(2025)年に地球デビュー40周年を迎えた。
悪魔集団と保養施設は一見すると不釣り合いだが、支配人は同施設について、「聖飢魔IIの信奉者、悪魔を愛する魔人倶楽部会員限定の極悪楽園です」と説明する。
開設の目的は、信奉者を人間界の疲れから解放することにあるという。
「日々、人間界の常識やしがらみに縛られ、心が疲弊してしまった『信奉者』たちが、ありのままの自分を解放し、活力を取り戻すための『保養施設』として開設されました」
施設内には「トゥリーハウス」や小川などがあり、池の中では優雅に魚が泳いでいる。名称や外観は怪しげだが、その目的は信奉者同士の交流と心の回復にある。
「怪しげなベールに包まれてはおりますが、その本質は『他者との温かいつながり』と『自己肯定』を育む、極めて誠実なコミュニティースペースです」
ひるがの高原が選ばれた理由については、四季折々の自然と澄んだ空気が「魔界の静寂と妖美な雰囲気」を体現するのに最もふさわしかったと明かす。
「俗世の騒がしさからほどよく離れつつも、信奉者の方々がアクセスしやすい絶妙な『境界線』に位置しており、日常から切り離された『異界体験』には最適でした」
デーモン閣下の等身大「魔形」も展示
施設の象徴となっているのが「鬼念館(きねんかん)」だ。
「聖飢魔IIが地球各地で繰り広げてきた、血で血を洗う戦いの歴史を物語る戦闘服や装備品など、貴重な物品の数々を展示しています」
最大の見どころは、デーモン閣下の身体を完全に型取りして作られた等身大の「デーモン閣下ろう魔形(ろう人形)」だ。世界でも類を見ない一級の細部再現像だという。ほかにも、普段は見られない秘蔵映像を150インチのモニターで上映し、大音量で聖飢魔IIの楽曲を浴びることができる。
構成員(バンドメンバー)の「ご発生日(誕生日のようなもの)」には、「つまらない企画」と題した催しも行われる。
「限定の“粗あく魔物品”の進呈や限定チェキの販売を行いました。また本年は、来園者一人ひとりに『お呪いヴィデオメッセージ』を撮影させていただき、構成員の皆さんにご高覧いただきました。『つまらない企画』の内容は毎年変化していく予定です」
施設は予約制で、開園日は月平均4~5日ほど。信奉者たちは鬼念館の展示を見学したり、自然豊かな施設内の風景を撮影したり、信奉者同士で談笑したりして過ごしている。
「グループごとに『あく魔の森特製ランチ』をご堪能いただき、“構成員と一緒になった気分になれるチェキ撮影”なども行っています。静かな森の中で聴こえてくる聖飢魔IIの音楽に酔いしれながら、驚くほど平和で心温まる時間が流れております」
利用者の中心は40~50代だが、10代の若者からシニア層まで、全国から幅広い年代が集まっている。
来園者からは「最初はちょっとドキドキ(緊張半分)しながら来ましたが、スタッフの方々が本当に優しく出迎えてくれて、一瞬で心が解きほぐされました」「ひるがの高原の静かな空気と、あく魔の森の独特な世界観に浸ることで、明日からまた人間界で頑張る元気をもらえました」「鬼念館の展示のこだわりがすごくて、どこを切り取っても絵になります。信奉者同士の交流も温かく、ここは私にとっての本当の居場所です」といった声が寄せられているという。
「外見の妖しさとは裏腹に、訪れた誰もが『心が軽くなった』『優しさに救われた』と言って帰路につかれるのが、私どもの誇りです」
8月にも数日の開園を予定しており、9月には「宿泊付きナイトプラン(仮称)」の開催も決定しているという。
最後に、支配人は「『あく魔の森』は、一見すると異質な世界に見えるかもしれませんが、その中身はどこまでも誠実で、迷える人々に寄り添う温かい場所です」と、施設に込めた思いを語った。
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