きゃりーぱみゅぱみゅ、初のオンラインライブが大成功 衣装でも楽しませる

歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが10月31日に生配信ワンマンライブ「THE FAMILY 10.31」を仮想ライブ空間「SHOWROOM」にて開催した。

初のオンラインライブを開催したきゃりーぱみゅぱみゅ【写真:(C)AKI ISHII】
初のオンラインライブを開催したきゃりーぱみゅぱみゅ【写真:(C)AKI ISHII】

映画のような映像美と音楽ライブの融合

 歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが10月31日に生配信ワンマンライブ「THE FAMILY 10.31」を仮想ライブ空間「SHOWROOM」にて開催した。

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 きゃりーにとって初めてのオンラインライブで「まるで1本の映画を観ているようなライブにしたい」と意気込みを語っていた通り、きゃりーの大好きなホラー映画の要素を詰め込んだ一夜限りのコンセプトライブとなった。

 ライブのスタートとともに画面に現れたのは恐ろしげな容貌の“執事”を名乗る男。森の奥にひっそりたたずむ洋館。そこには、とある“ファミリー”が人間から身を隠すように暮らしており、その洋館に迷い込んでしまった観客が、彼ら“ファミリー”にバレないよう、モンスターに扮して、一夜限りの復活を遂げる“ファミリー”の長女を迎える宴に参加するというストーリーが明かされると、双子のツインズ、父、母、黒猫を従えた、長女・きゃりーが登場。ダークなスモーキーメークにクロスモチーフの黒いドレスに身を包み、洋館の大広間をステージに見立て「ファッションモンスター」「きらきらキラー」などを披露した。

 もう1つのステージには、スペシャル配信チケット購入者がリアルタイムでライブを楽しんでいる様子が映し出されるというオンラインライブならではの演出も。

 ファンの声援をバックにライブ初披露されたのは、世界的セレブDJスティーヴ・アオキとの楽曲「にんじゃりばんばん Steve Aoki Remix」。おなじみのヒットソング「にんじゃりばんばん」がアップデートされ、ダンスも大人っぽいクラブスタイルにアレンジ。映像に映し出されるファンたちも、ペンライトやタオルを持ち、ライブを盛り上げた。

 ラフレシアをイメージしたという黒と赤の衣装にチェンジしたきゃりーは「インベーダーインベーダー」「もんだいガール」「原宿いやほい」と立て続けにヒットナンバーを歌唱。事前にきゃりーの公式LINEアカウントでファンからの声援を募集し、ライブ中にその声援を乗せるという試みも行われた。実際に会えなくてもファンと一体感を持ちたい、というきゃりーの思いが詰まっており、画面越しのライブとは思えないコミュニケーションが生まれていた。

 洋館のセットの中でドレッサーの前に座りながら「ちゃみちゃみちゃーみん」を歌うきゃりーを鏡越しに映したり、「スクショタイム」が設けられるなど、普段のライブではなかなか観ることのない演出も随所に散りばめれ、きゃりーの世界観やアイデアがギュッとパッケージされたハロウィーンライブとなった。

 本編の締めくくりは、今やハロウィーンの定番曲となった「Crazy Party Night ~ぱんぷきんの逆襲~」。最後はTシャツのラフな衣装に着替えたきゃりーがアンコールで現れ、ライブ初披露となる「かまいたち」をパフォーマンスし、まさに“イタズラ好きな長女”である設定にふさわしい、きゃりーからのサプライズプレゼントとなった。

次のページへ (2/2) 【写真】コンセプトライブの実際の様子
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