勝地涼、20代は「視野が狭かった」 年齢を重ねて変化した人生観「自分の時間も大切に」
俳優の勝地涼が、ABEMAオリジナルドラマ『バカンスの法則』(7月27日スタート)に主人公・星野緑(橋本環奈)の兄役で出演する。漫画家・東村アキコ氏が原作・脚本・監督を務める本作は、多忙な日々に疲弊した主人公・緑が、海辺の別荘で過ごす“非日常のバカンス”を通して、人生の大切な時間を取り戻していく物語。勝地が演じるのは、緑の兄で売れない役者の星野紺太だ。作品のテーマである「休むこと」から、自身の仕事観の変化や、40代を前にした今の思いを聞いた。

40代は「走り方も変わってくる」
俳優の勝地涼が、ABEMAオリジナルドラマ『バカンスの法則』(7月27日スタート)に主人公・星野緑(橋本環奈)の兄役で出演する。漫画家・東村アキコ氏が原作・脚本・監督を務める本作は、多忙な日々に疲弊した主人公・緑が、海辺の別荘で過ごす“非日常のバカンス”を通して、人生の大切な時間を取り戻していく物語。勝地が演じるのは、緑の兄で売れない役者の星野紺太だ。作品のテーマである「休むこと」から、自身の仕事観の変化や、40代を前にした今の思いを聞いた。(取材・文=堀タツヤ)
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――本作で演じる紺太は、とても明るいキャラクターで、勝地さんのイメージにぴったりだと感じました。
「東村さんが、うまくいっていないけれど、一生懸命頑張っているキャラクターが好きだとおっしゃっていたんです。演じる上では、『好きにやってください』と言ってくださったので、『思う存分やりますよ』と。本当に自由にやらせていただきました」
――自由に演じる上では、共演者や現場の空気も大きかったのでしょうか。
「僕がふざけたことに対して笑ったり、呆れたり、みんなが自然に応じてくれたんです。空き時間も共演者みんなでずっとしゃべっていて、とてもいい雰囲気でした。今回のメンバーだったからこそできたことだと思いますし、すごくやりやすかったです」
――作品には、「人生にはバカンスや休む時間が必要だ」というテーマがあります。勝地さん自身は、休むことをどう考えていますか。
「僕は10代の頃からこの仕事をやらせてもらっていて、うまくいっている時期もあれば、うまくいかない時期もありました。以前はあまり休みが好きじゃなかったんです。次の仕事への不安もありましたし、休みが欲しくないわけではないけど、とにかく走り続けていたいと思っていました」
――そこから、考え方が変わっていったと。
「30代後半くらいから、本当にやりたいことをやっていきたいと思うようになりました。結婚や離婚といった人生の変化もありました。20代の頃は視野が狭くて、俳優の世界のことだけを見ていたんだと思います。でも、年齢を重ねていろいろな人の生き方を見るようになって。仕事を一生懸命やりながら、遊びや自分の時間も大切にしている人を見ると、だからこそ輝いていられるんだなと思うようになったんです」
――仕事との向き合い方にも変化がありましたか。
「昔は正直、自分がどれだけ爪痕を残せるかということを考えていました。でも、この仕事は共演者やスタッフの方がいなければ成立しない。自分一人でできることじゃないんだなと思うようになったんです。例えばコメディーだったら、ボケてもツッコんでくれる人がいないとできないもの。だから最近は、なるべく周りに委ねるようにするというか。僕はどちらかというと完璧を求めてしまう性格なので、『少し力を抜こう』と思いながらやっています」
――現在39歳で、まもなく40歳を迎えます。
「もちろん40代も、がむしゃらに走りたい気持ちはあります。ただ、その走り方は変わってくると思っていて。少し速度を落とすというか、ふと立ち止まる時間が必要だと思うようになりました。役を演じることが役者の仕事ではありますけど、バラエティーだったり、番宣だったり、いろいろなことに挑戦すると、歩き方も変わります。いただいた仕事をしっかりやりつつ、休める時は休むようにしたいです」
――そういった気持ちの中で、今後、実現したいことはありますか。
「いつか劇団やユニットのような、自分たちで何かを作る場を持ちたいんです。30代でも一度チャレンジしたんですけど、うまくいかなかったので、時間をかけて本当にやりたいものを作っていきたいです。コント番組をやりたいという夢もあります。そのためにも、いろいろな人に会って、いろいろな場所に行って、吸収していくことが大事なのかな、と。焦らず、じっくりやっていきたいです」
□勝地涼(かつぢ・りょう)1986年8月20日、東京都出身。2000年に俳優デビュー。05年公開の映画『亡国のイージス』で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。以降、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』、映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』など数多くの作品に出演。26年1月期放送の『身代金は誘拐です』(読売テレビ・日本テレビ系)では、瀧本美織とダブル主演を務めた。
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