連休中の渋滞に「トラックは下道を利用して」 理不尽な要求が炎上…トラックドライバーの本音とは

いつでもどこでも物が届く現代の生活になくてはならない仕事のひとつが、日夜、物流の現場を支えるトラックドライバーだ。特に、渋滞が発生する連休中は、ギリギリのスケジュールで配送を担うこともある。そんな連休も関係なく働くトラックドライバーに対し、「トラックは下道を利用して」とつづった投稿がネット上で拡散、物議を呼んだ。心ない声に対し、本音を語ったトラックドライバーに話を聞いた。

物流の現場を支えるトラック(写真はイメージ)【写真:写真AC】
物流の現場を支えるトラック(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「トラックは下道を利用して」心ない声に批判が殺到

 いつでもどこでも物が届く現代の生活になくてはならない仕事のひとつが、日夜、物流の現場を支えるトラックドライバーだ。特に、渋滞が発生する連休中は、ギリギリのスケジュールで配送を担うこともある。そんな連休も関係なく働くトラックドライバーに対し、「トラックは下道を利用して」とつづった投稿がネット上で拡散、物議を呼んだ。心ない声に対し、本音を語ったトラックドライバーに話を聞いた。

「連休中。トラックは下道を利用してください。遅いから渋滞の原因です。道路はあなた方の所有ではない」

 3連休となった7月中旬、SNS上で拡散したトラックドライバーへの理不尽な要求。ネット上では「イヤイヤ! 逆でしよ ファミリーカーやレジャーカーが下道だよ」「物流を支えているのはトラックの方」「日常使いのトラックが優先されるべきですね。土日祝日も働く人に対して失礼」「こんな投稿してる輩が配達遅れたらクレームするんでしょうね」など、批判の声が殺到している。

 物議を呼んだ投稿に対し「俺は今日も高速使うぜ」とつづったのが、食品輸送歴33年という現役トラックドライバーの男性。的外れな指摘にめげずに「今日も高速を使う」という宣言に対しては、感謝や励ましの声が相次いでいる。

 男性は「たまたまSNSを見ていたら『連休 トラック 渋滞』のキーワードが目に入りました。投稿を目にした時は正直イラッとして、『物流を何だと思っとんや!!』と腹が立ったのも事実です」と投稿の経緯を説明。

「連休中の渋滞は毎年の恒例となっているので、仕方ない、通常通り走れないと諦めています。脇見運転というやつでしょうか。ナビやスマホのせいか、昔より事故渋滞も増えた気がしています。自然渋滞の原因も、サンデードライバーが流れに沿って走れない、急な車線変更、意味のないブレーキ、トンネル内や登り坂での減速などが一番の原因だと思います」と渋滞原因についての本音を吐露する。

 また、連休中はサービスエリアの大型枠にレジャー車を誘導する誘導員もいるといい、「トラックはエリア通過で吐き出しされたこともあります。法に定められた休憩が取れなくなり困るので大型枠には大型車を駐車させてほしい」と切実な思いを口にする。

 投稿の反響については「大勢の方から『いいね!』とコメントをいただけたことに驚いてます。物流の大切さや必要さ、トラックドライバーへのねぎらいと感謝の内容が多く、言葉では言い表せないほどの感激を皆さまからいただきました。1人1人返信して、感謝をお伝えできないのが残念でなりません」と男性。連休中の渋滞は覚悟しつつ、24時間365日、物流を止めないために働くトラックドライバーには敬意を持ちたいところだ。

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