GENIC、“変わらない7人”の「奇跡」 思い描く夢と深まった覚悟「愛されるアーティストであり続けたい」

男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICは、昨年11月にデビュー5周年記念の日本武道館ワンマン公演を成功させ、現在は自身最大級のホールツアーで全国を巡っている。次なるフェーズに突入した中、今後に向けてどのような青写真を描いているのか聞いた。

インタビューに応じたGENIC【写真:増田美咲】
インタビューに応じたGENIC【写真:増田美咲】

西澤が作詞・作曲参加の『THE TIMES』を配信リリース

 男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICは、昨年11月にデビュー5周年記念の日本武道館ワンマン公演を成功させ、現在は自身最大級のホールツアーで全国を巡っている。次なるフェーズに突入した中、今後に向けてどのような青写真を描いているのか聞いた。(取材・文=小田智史)

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――5月13日に現在開催中のツアー「GENIC LIVE TOUR 2026 -TIMES-」のテーマ曲『THE TIMES』が配信リリースされました。メンバーの西澤呈さんが作詞・作曲に参加されています。

西澤呈(以下、西澤)「今回のツアーのためだけに書き下ろした楽曲で、ツアーのコンセプト、そして(昨年11月に)武道館公演を終えたGENICが次にどこへ向かっていくのかの意思表示にもなっていると思います。イントロから最後まで、一つの映画を観ているかのような壮大さがあります。GENICもこれからどんどんスケールを大きくしていきたいし、大きくなったステージに合うような規模感の楽曲を作りたいという思いを込めて作らせていただきました」

――ツアーのテーマ曲があるのは、気持ち的にも違いますか。

増子敦貴(以下、増子)「今回のツアーのコンセプトに合う曲を作ろうとなって、呈が『THE TIMES』を書いてくれて決まりました。コンセプトをガチッと固めてからの曲で、コーディネートの仕方がツアーに合わせたものなので、ライブで映えるという実感があります。ツアーに行こうか迷っている方がいらっしゃいましたら、ぜひライブに来ていただけたらこの曲の“本当の良さ”を知ることができると思います」

――男女混合グループならではの音域を生かしたハイトーンの掛け合いがポイントの一つですよね。

宇井優良梨(以下、宇井)「サビの中で女子がハイトーン、メンズがメロディーを歌っています。これまでそういうパート割りをしたことがなかったので、みんなで楽曲を聴いた時はすごく新鮮でしたし、うれしい気持ちになりました」

金谷鞠杏(以下、金谷)「テレビ収録やライブなどで、サビが来る前に全員の顔もしっかり映って声も聴けるところは、ファンの皆さんの目線に立った時に一番喜んでいただけるんじゃないかなと思います。実際、楽曲の配信がスタートしてからそういう声がたくさん届いていて、ファンの方に喜んでいただけることが一番なので、すごく良かったです」

左から小池竜暉、金谷鞠杏、西澤呈、増子敦貴、雨宮翔、宇井優良梨、西本茉生【写真:増田美咲】
左から小池竜暉、金谷鞠杏、西澤呈、増子敦貴、雨宮翔、宇井優良梨、西本茉生【写真:増田美咲】

GENICの強みは「7年目ではありえないようなパワー」

――GENICは昨年11月に初の日本武道館公演を開催しました。夢のステージを経て迎えた今年に臨む気持ちはやはり違いますか。

小池竜暉(以下、小池)「武道館は僕らの夢でもあり、ファンの方の夢でもあったので、それを終えた後の僕らの進化が試される年、より覚悟が詰まった年になると思って活動しています」

雨宮翔(以下、雨宮)「僕自身は、今目の前にあることに対しての熱量を持って届けること、その先に見据えるものへの準備をしっかりしていく部分は変わっていないと思います。GENICは“寄り添う”というのがもともとのグループ名のコンセプトとしてあるので、そこを大事にしつつもっと大きく進みたいです」

――GENICはメンバーそれぞれがソロでも活動しています。お互いの活躍は刺激になりますか。

西本茉生(以下、西本)「みんなすごいなと純粋に思います。自分がやりたいことと同じもの・似ているものに挑戦しているメンバーに対してはリスペクトの気持ちもあれば、やっぱり悔しい気持ちもあったりします。逆に、自分にはできない、あるいは苦手意識があることを頑張っているメンバーに対しては、本当に『頑張って!』と思います。今までキャリアを重ねてきて、グループだけではなく個人として見据える方向が徐々に定まってきた気がします。もちろん、これからどんどん変わっていくとは思いますけど、少しずつ芽が出てきたり、花が咲いているメンバーもいて、純粋に応援し合えているのはGENICのいいところだなと思います」

――今年5月にデビュー6周年を迎え、7年目の重みを感じますか。

西澤「GENICとしては7年間なんですけど、僕らはもともとライバルだったり、同じグループにいたり、という境遇の人たちが集まってできたグループなので、7年目のグループでは絶対に得られないような信頼感があります。本当に心から人のことを応援できたり、みんなで見に行って『楽しかったよ』と声を掛け合ったり、グループというよりも一つの“家族”だと思っています。もちろん人間なので、上手くいかない瞬間、嫌になる瞬間もそれぞれあると思うんですけど、このGENICという家族に生まれたといういい意味での諦めがみんなにはある気がしています。もし嫌いだったら、離れようと思えば離れられるわけじゃないですか。ただ、ここにいる努力をしたり、ここにいようと思う力を使っているのは、普通の7年目ではありえないようなパワーが僕たち7人にはあると思います」

――ちなみに一番付き合いが長いのは。

西澤「竜暉くんと翔くんが付き合いは長いよね。いつから?」

小池「中1、中学2くらい」

雨宮「今24、25(歳)だから、10、11年くらい」

金谷「え、そんな!? 2014年……。ああ、10年経ってるのか。もう長いか……」

小池「まあ、翔から(信頼感を)感じます」

一同「(笑)」

雨宮「一切ない(笑)。一方通行っす、一方通行」

小池「日々ひしひしと感じてます(笑)」

西澤「こういったやりとりも、関係が浅かったらけんかになるかもしれないじゃないですか。でも、それを笑えるところも、本当に心を許し合ってるから言えるんだろうなって思います。本当にこの2人はすごいですよ。リハ(ーサル)の時に『お前うるせえ!』『お前だろ!』みたいな(笑)。蹴り合ったりしているんですけど、これもギャグで、信頼感がなきゃできないこと。その信頼感が2人の間にはあるんだろうなと、傍(はた)から見ても感じます」

小池「日々感じます」

雨宮「いや、一方通行なんすよ!」

一同「(笑)」

雨宮「すごいんですよ、すぐちょっかいかけてくるんで(笑)」

西本「見てられないからやめて(笑)」

西澤「ただのじゃれ合い、いちゃいちゃです(笑)。でも、グループとしてはいいムードになっていると思います」

今後の目標を語った【写真:増田美咲】
今後の目標を語った【写真:増田美咲】

「誰1人欠けることなくやってこられた」ことに感慨

――昨年の武道館公演の時に、増子さんが「ドームアーティストになりたい」と目標を掲げた。皆さんの今後の目標を聞かせてください。

増子「言うだけならタダというか、まず『口よりも行動』だと言われますけど、『思いが先に』という意味では、武道館に立って景色を見た時に『もっと大きなところでライブをやってみたいな』と純粋な気持ちのまま言葉にしました。それだけ、目標や夢があることは、生きていく上でも、仕事をしていく上でも、何よりも原動力になると思います。ファンの皆さんには、新しいステップ、新しいステージに立っている僕らの姿を見ていただきたいので、そこに誠実に向き合いながら頑張っていきたいです」

西本「7人で始めた物語としては、ドームは一つ大きなゴールだし、ゲームで言うところの“ラスボス”みたいな感覚があるかもしれないですけど、僕は目標を遠く設定するよりも近めに設定する方が頑張れるタイプです。武道館を経験したとはいえ、ソールド(アウト)には及びませんでした。もちろんやれることはやってきたという思いはありつつも、胸を張って『武道館に立ったぜ! やったぜ!』と言えない自分もいるので、そこをしっかりクリアしたい。“武道館リベンジ”は一つの目標です」

宇井「GENICも7年目になって、誰1人欠けることなくここまでやってこれたのは、当たり前ではなく、奇跡だなと思っています。今まで地道に自分たちの道でやるべきことを、目の前のことから一個ずつ順番にやってきたからこそ、今も7人で活動できている気がします。これからも、目の前のことを地道に一個ずつクリアしていって、その先に大きな夢があったらいいな、と。だから、今は開催中のツアーを大成功させるという目標を達成したいです」

西澤「GENICみんなで、ばかデカいCMをやりたいです。CMは何気ない時に目に入るじゃないですか。何気ない時に目に入る存在って、すごく難しいことだけど、それができたらすてきだし、知ってもらえるきっかけにもなると思います。誰でも見たことがあるようなCMを、7人全員でやりたいなというのが僕の目標です。GENICの良さを知ってもらえるきっかけを増やしていきたいです」

金谷「現実的なことだと、例えば『VOGUE』みたいな大きな雑誌の日本版の表紙をみんなで飾りたいです。やっぱりビジュアルも1個の武器だと思っています。呈くんが以前、男女混合のカルチャーを育てたいと言っていて、それを聞いた時に『自分も同じ気持ちだな』と気づきました。あとはシンプルに、『愛されるアーティストであり続ける』ことが大事だと思っています。どんどん売れていくと言われなくなったり、スタッフさんからも『思っているけど言わないでおこう』と気を遣われることが出てくると思うんですけど、いつでもいい意味で平等で、いろんな意見を言ってもらえるアーティストでありたい。ちゃんと目の前にあることに感謝できる人が絶対にアーティストとしてはベースになると思うので、愛されるアーティストであり続けたいなと思います」

小池「翔とは方向性は合わないんで、(コンビ)解散です(笑)。翔の目標はあれでしょ?」

西本「確かお互いの夢が分かるから」

小池「分かる。翔が運転してドライブ企画を撮りたい」

西本「ちっちゃ!」

一同「(笑)」

雨宮「いつでもできるわ!」

西本「全然いいよ、全然いいんだけどさ(笑)」

小池「楽曲先行でGENICを知ってもらうことが今まであまりなくて、代表曲がないというのをずっと言ってきました。『この曲を歌ってるのはGENICなんだ』と楽曲先行で伝わるようにすることは大きなステップアップだと思うので、目標というか夢です」

雨宮「僕も『まず言わないと始まらない』と思っています。普段はあまり運がないんですけど、お仕事関係になるとついていて、ありがたいお話や嬉しいことが多いと感じています。やっぱり言霊はある気がしていて、ちゃんと口に出して発信していくことはすごく大事だと思います。僕は今までと変わらず、今後やっていきたいことは自分で書き留めたり、どんどん想像を膨らませているので、それは変わらず続けていきたいです」

□GENIC(ジェニック)avexのダンス&ボーカルグループ育成プロジェクト「a-genic PROJECT」から選ばれ、2019年11月1日に結成・20年5月27日にメジャーデビュー。メンバーは西本茉生、増子敦貴、西澤呈、雨宮翔、金谷鞠杏、小池竜暉、宇井優良梨の7人。デビュー5周年を迎えた25年11月5日には日本武道館での公演を成功させ、12月には初のベストアルバム『CIRCLE -BEST of GENIC-』をリリース。26年4月より全国9都市13公演を巡るホールツアー『GENIC LIVE TOUR 2026 -TIMES-』を開催中。

ポルシェ、カマロ、ゲレンデ…人気女優の人生に寄り添った愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)

■RELEASE INFORMATION
GENIC『THE TIMES』配信中
https://GENIC.lnk.to/260513THETIMES

■LIVE INFORMATION
『GENIC LIVE TOUR 2026 -TIMES-』
6月14日(日) 埼玉 大宮ソニックシティ 大ホール
7月4日(土) 神奈川 パシフィコ横浜国立大ホール
8月22日(土) 福島 けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター) 大ホール
8月29日(土) 東京 SGC HALL ARIAKE
8月30日(日) 東京 SGC HALL ARIAKE
https://avex.jp/genic/news/detail.php?id=1129351

■GENIC 関連リンク
OFFICIAL WEBSITE:https://avex.jp/genic/
X:https://x.com/genic_staff
Instagram:https://www.instagram.com/genic_staff/
TikTok:https://www.tiktok.com/@genic_official
YouTube:https://www.youtube.com/@genic_official

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