【映画とプロレス #21】「ファイティング・with・ファイア」ジョン・シーナが消防士に扮したコメディ映画
WWE年間最大の祭典「レッスルマニア36」(2日間開催最終日の4月5日)で無観客を逆手に取り、前代未聞の“不思議試合"をやってのけたのが、ブレイ・ワイアットとの「ファイヤーフライファンハウスマッチ」に臨んだジョン・シーナだった。これを試合とカウントするならば、シーナにとって1年3か月ぶり、レッスルマニアには2年ぶりの参戦ということになる。現在、シーナはプロレス界からは距離を置き映画界に主戦場をおいている。久しぶりのリングで、シーナは見た者がどう解釈するかはともかく、スクリーンにおける経験を遺憾なく発揮しているようにもうかがえた。その作品は残念ながら日本で劇場未公開も、さいわいにして6月3日にDVD&Blu-rayでリリースされた。シーナが主演をつとめるファミリー向けコメディ「ファイティング・with・ファイア」(2019年)である。