「自分が捕まるんじゃないかと思っていた」 カウアン・オカモトが語る、知られざる性被害者の心理
1人の男性の告発が、日本の芸能界を、社会を大きく変えようとしている。ジャニーズ事務所の故・ジャニー喜多川前社長(享年87)による性加害問題。アーティストのカウアン・オカモトが今年4月に東京・日本外国特派員協会で記者会見し、性的被害について明かしたことで、被害防止に真剣に向き合う機運が高まり、未成年への性加害を防ぐための児童虐待防止法改正を求める声が強まるなど、社会が動き始めている。一方で、勇気ある行動に出たカウアンは、「売名行為」「虚言癖」といった誹謗(ひぼう)中傷を受け続けている。告発に至った思い、古巣の事務所に伝えたいこと。そして、ネット上の中傷をどう受け止めているのか。胸中に迫った。