地震で暗転した能登の移住生活「頭の中、真っ白」 壊れた日常に30代男性「何もできない」
能登半島地震は移住者にも大きな影響を与えている。30代の山際健介さんは2年前、埼玉から奥能登の輪島市・南志見(なじみ)地区に移住した。妻と2人、将来子どもをのびのび育てたいとの思いもあり、自然豊かな環境が決め手だった。山際さんは漁師になり、妻も塩田で働く新生活は軌道に乗っていたが、その矢先の大地震。孤立集落のため、全員金沢に避難となり、自宅には戻れなくなった。暗転した移住生活に「頭の中、真っ白」と途方に暮れている。