NHKで「にしたん」連呼 大相撲史上初の幕内全取組に懸賞5本で投じた665万円は「安い」のワケ
にしたんクリニックなどを運営するエクスコムグローバルの西村誠司社長が20日、東京・両国国技館で開催された大相撲夏場所11日目を観戦した。同社は西村氏にとって56歳の誕生日にあたるこの日、大相撲史上初めて幕内全取組(19番)に懸賞を立てていた。各5本(1本7万円)で計95本、日本相撲協会への支払いは計665万円(税込み)。その胸中を熱気に満ちた国技館内で聞いた。

社長は筋金入りの大相撲ファン
にしたんクリニックなどを運営するエクスコムグローバルの西村誠司社長が20日、東京・両国国技館で開催された大相撲夏場所11日目を観戦した。同社は西村氏にとって56歳の誕生日にあたるこの日、大相撲史上初めて幕内全取組(19番)に懸賞5本(1本7万円)、計95本を立てた。日本相撲協会への支払いは計665万円(税込み)。その胸中を熱気に満ちた国技館内で聞いた。(取材・文=柳田通斉)
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「たんたん にしたんクリニック」「たんたん にしたんクリニック」…幕内最初の御嶽海―羽出山から結びの琴桜―正代までの19番で、この読み上げが5回ずつ繰り返された。その度に観客の視線が東側の升席1列目にいる西村氏に向けられた。好角家の同氏は、笑みを浮かべて言った。
「うれしいですね~。力士ってもっと稼いでいいと思っているんですよ。野球選手なんて1億円プレーヤーがたくさんいるじゃないですか。それに比べたら全然少ないんですし、『何で今までどこもやらなかったんだろう』って。だから、僕が呼び水になって『企業がこの1日全ての幕内の取組に5本懸賞を立てるのが流行ってほしいな』と思っています」
館内は満員御礼。懸賞旗が回る際、NHK中継ではCMや広告の放送が禁止されている関係で引き映像になっているが、呼び出しの場内アナウンス「たんたん にしたんクリニック」は視聴者にも届いている。懸賞は1本7万円で、力士の取り分が6万円、日本相撲協会への手数料が1万円となっているが、今回は史上初のケースで注目度も高い。それだけに、西村氏は投じた665万円について「いや、安いと思いますよ」と実感を込めた。
今場所は初日を前に横綱大の里、大関安青錦の負傷休場が発表され、横綱豊昇龍は初日の小結高安戦後に「右ハムストリングス損傷」と診断され、2日目から休場となった。文字通り、「主役不在の場所」となったが、西村氏の熱は高いままだった。
「お客さんの中には『1割ぐらいチケット代返せ』と思う人もいるかもしれませんが、大混戦になっていて面白いじゃないですか。応援している藤島部屋の藤凌駕関は昨日、『勝ち越しました』と電話をくれました。このまま千秋楽まで力を出し切ってほしいですね」
その後、着物姿の西村氏に「いつから大相撲好きですか」と聞くと、「小学生の頃からです」と即答した。
「輪島、北の湖の輪湖時代でしたね。僕は特に輪島関の強烈な右おっつけ、左下手を取っての攻めが大好きでした」
西村氏は生活保護を受ける貧しい家庭で育ち、中学時代から新聞配達のアルバイトを経験。苦学の末に名古屋市立大経済学部を卒業し、1993年4月、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社し、2年後の95年には25歳で現在の会社を起業した。今や個人資産300億円の富豪であり、“相撲愛”も筋金入り。今後もさまざまな形で角界を支援していくことになりそうだ。
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