【ズバリ!近況】“山形弁研究家”ダニエル・カールがビックリ大変身して俳優業への意欲を語る!

ダニエル・カールさんは俳優業にも意欲をみせている【写真:山口比佐夫】
ダニエル・カールさんは俳優業にも意欲をみせている【写真:山口比佐夫】

山形弁で翻訳した絵本「ちちゃこいやつ」が大好評!

 この1月に山形弁で翻訳した絵本「ちちゃこいやつ」を出版したんで、山形に行って宣伝したかったのに、やっぱりコロナで行けませんでした。残念! でも、ストーリーが面白いし絵もかわいくて、オチもあって、すごく好評らしいです。去年の秋に出版社から話をもらった時、「これは子どもが喜びそうな絵本だなあ」と気に入って、女房に相談しながら翻訳しました。オラの子どもが小さい時には絵本の読み聞かせをたくさんしたから、懐かしかった。

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 絵本の翻訳は初めてでした。翻訳自体は昔、テレビに出るようになる前に、通訳・翻訳会社を女房と一緒に起ち上げて、電気関係の技術翻訳をメインにしていたので、オラの本来の専門ではあるんだけんどね。会社はテレビの仕事が忙しくなってからは女房に任せていたけんど、バブルの頃は専属の通訳・翻訳の人が6、7人いて、外注で200人ぐらいの翻訳家を使っていたんですよ。

2019年は俳優として3作品に出演した

 息子は28歳になり、去年、結婚しました。外資系の会社でコンピューターエンジニアをしています。バリバリのサラリーマン。ちっちゃい頃は、外で日本語を使うから家では英語で会話し、インターナショナルスクールに通うようになってからは外で英語を使うから、家では日本語で会話する、と決めて育てました。だから、息子はバイリンガルです。

 政治、哲学、科学技術……話題によって、日本語と英語を使い分けて会話しています。すごく楽しい話し相手に育ってくれました。顔? 見る角度によって、オラに似てると言われたり、お母さんに似てると言われたり(笑)。恥ずかしがり屋だから芸能人になりたい、とは言わなかったな。女房も反対だったし。

 ワクチンを打ってもらって自由に動けるようになったら、できればこれまで通り講演の仕事は続けていきたい。あと、俳優の仕事も面白いね! 2019年に3つも作品を撮ったんですよ。今年の3月に公開された映画「Fukushima50」と、「黄色い煉瓦~フランク・ロイド・ライトを騙した男~」(NHK BSプレミアム)、「二つの祖国」(テレビ東京系)の3つ。佐藤浩市さん、渡辺謙さん、安田顕さん、小栗旬さん……すごい俳優さんと一緒に仕事ができて光栄でした。女房が「わ~いいわね~」って(笑)。演技は今までもときどきやったことがあったけんど、これからはもっとできたらいいな~と思っています。

□ダニエル・カール(だにえる・かーる)1960年3月30日、米カリフォルニア州モロンビア市生まれ。高校や大学時代に日本に留学。81年、飛び級でパシフィック大学(国際学専攻)を卒業し文部省の教育指導主事助手に。3年間、山形で英語を教えた。83年、英語教師と結婚し84年上京。広告代理店勤務後、85年、夫婦で通訳・翻訳会社を起ち上げた。89年、TBSの正月特番出演を機にスカウトされタレントに。「噂の!東京マガジン」(TBS系)や「The・サンデー」「午後は○○おもいッきりテレビ」(日本テレビ系)などで活躍。2020年1月、翻訳を手がけた絵本「ちちゃこいやつ」(ロブ・ハドソン著、マイクロマガジン社刊)が好評を得て、1600万人が利用する絵本・児童書の情報サイト「絵本ナビ」の上位3%のプラチナブックに選出された。11月14日、「グレートトラバース」(NHKBSプレミアム)出演。

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