小室哲哉、『天と地と』音楽制作を回顧「もう1回やり直したいところもたくさん」
音楽プロデューサーの小室哲哉が11日、都内で行われた映画『天と地と』舞台あいさつ&「角川映画音楽祭」ラインアップ発表会に、野村宏伸、南佳孝、マリーン、藤井空とともに登壇。公開から35年を迎えた名作への思いを語った。

20代で挑んだ角川映画「途中で“大丈夫かな”って思った」
音楽プロデューサーの小室哲哉が11日、都内で行われた映画『天と地と』舞台あいさつ&「角川映画音楽祭」ラインアップ発表会に、野村宏伸、南佳孝、マリーン、藤井空とともに登壇。公開から35年を迎えた名作への思いを語った。
同イベントは、角川映画50周年プロジェクトの一環として開催されたもの。映画『天と地と』(1990年)のリバイバル上映に合わせて実施され、本作で音楽を担当した小室と出演者の野村が当時を振り返ったほか、8月9日に開催される「角川映画音楽祭」のラインアップも発表された。
映画『天と地と』で音楽と主題歌を担当した小室は「当時は僕も20代で、何も分かってなかった」と回想。角川春樹監督から「カルガリーで合戦シーンを撮るから見に来なさい」と言われ、実際に撮影現場を訪れたという。
特に印象に残っているシーンとして「川で向き合う場面が一番いいシーンだと思うんですが、その映像を見てから音楽を作らせていただきました」と説明。「時代が時代なので、尺が長くなったり短くなったりすると、音楽もテープを切ったり貼ったりして調整していました」と当時のアナログな制作環境を振り返った。
さらに「僕はクラシック畑ではなく、オーケストラを指揮するタイプでもなかったので、独り作業がすごく多かったんです」と告白。「スクリーンに映る映像を見ながら、頭の中でイメージを作っていましたが、途中で“大丈夫かな?”って思ったりもしました。今思うと幼かったですね」と苦笑いを浮かべ、「もう1回やり直したいぐらいのところもたくさんあります」と率直な思いも口にした。
当時の苦労についても言及。「今ならコンピューターですぐに空間のエコーを作れますが、当時はできなかったので、一度作った音を2000人規模のホールで流して録音したりしていました」と説明。「僕のファンの方にも協力してもらいました」と裏話を明かした。
また撮影で訪れたカナダではびっくりしたことが多かったといい、「馬を操っている方たちも本当にカウボーイみたいで、すごいなと思いました」と振り返り、角川監督の演出も「“用意、はじめ!”って言うんですよ。終わりも“カット”じゃないんです。そこも驚きました」と懐かしそうだった。
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